2087さんの回答はいろいろ誤解を招きそうですから補足しておいてあげます。
> 1.仲介業者の査定額が高くとも最終は買い主との交渉になるので
> 実はどこに頼んでも転売価格は変わらない。
前半部分はその通りですね。
仲介業者にとってみたら、「大前提として仲介業務(売買、賃貸借)の締結が成立しない限りは0円」なわけですが、
その前にもっと大事なのが、「飯のたね(いわゆる、依頼(購入、売却、賃借等)です)」が必要ですね。
もともとレインズに登録しなければならないルールではありますが、そんなものはどうにでもなりますからね。
手元で止めておけばそれまでだし、ロック(今商談中!)ということもまた可能です。
レインズでのOpen物件(=塩漬け物件=興味のある人が少ない)なんてのは、基本的には当たればラッキー程度のものであり、
大事なのはやはり「自分がもらってきた依頼」、それが最優先ですから、まずはそれを仕入れるところから営業マンの仕事は
始まります。そのため、とにかく高値で売れる、ここは今何人かめぼしい人が探してるの自分の顧客にいるんですよー、とか
自分の会社箱の界隈が強みです!、とまぁいくらでもいいますよね。
が、あなたの仰る通りで、そんなものは、なんのアテにもなりません。最終的には「相手(買い手)がいてなんぼ」です。
が、どこに頼んでも「売却価格は同じ」、これは違います。
営業の世界をよくわかってる人なら誰もがわかってることですが、「営業マンの資質」というのが実は非常に比重が大きいです。
営業マンがタコければ「買う気があった客に十分安い価格を提示しても成約に至らない例」と、「買う気が無かった訳に全然安くない価格を提示してるにも関わらず成約に至る例」ってのがほとんどです。これはなぜか、営業マンですよ。取引相手として印象がよく、信頼できる、と「思わせられるか否か」でだいぶ違います。
買い手ってのは面白いもんで、金額がでかければでかいほど「最後の決め手ってのがなぜか営業マン(担当者)」です。
だからこそ営業マンってのは、いまだ「仕事として成立してる」わけですな。
なので、どこの会社で頼んでも同じ、ってのはこれは間違いです。優秀な営業マンに当たればあたるほど成約率も価格も高くなります。
優秀な営業マンかどうかは、担当営業マンに失礼であってもその人の成績証明をしてもらってください。
優秀な営業マンであれば自信を持って成績証明してきます。ええ、だって実際事実として優秀なのですから隠す必要性すらないです。
有名なYoutuberとかになればなるほどどんどん再生数が上がってさらにそれを押し上げる、ってのと同じ話です。
逆にそれを渋る人はただの筋肉バカです。無視した方が良いでしょう。不動産営業業界、特に仲介業はすべて「個人プレー」です。
会社は関係ありません。自らを胸張って優秀である、とエビデンスを出してくれる人に頼むべきです。
そういう人は本当に優秀です。不動産業界では、能ある鷹は爪を見せびらかす、です。また、こういう優秀な営業マンは、
「なんども連絡等が不要で非常に楽」という特典もついてきます。ってのは、いちいち「これぐらい下げられますかー?」みたいなのを
そもそも聞いてきません。優秀だから自分の中で基準を持っていますから、最初の打ち合わせでの金額決めでもう終わりです。
ってか、優秀だから1件程度に「時間をかけてらんない」っていう極めて真っ当な理由があります。逆にちまちまなんども
まだいけます?とかオープンハウスとかできたりします?とかいろいろ後から後から電話しまくってくるバカはいわゆる筋肉バカなので
もう打ち切りましょう。付き合ってるだけ時間の無駄です。
2については2089ですでに説明しました。あなたの言ってることは間違ってるかと思います。
3については、これはpointlessです。そもそも有利不利、損得の問題ではありません。
資産運用というのは、常日頃から明確で具体的な目指すべきゴールがつねにあり、そのゴールはいうまでもなくその人次第で変わります。
そういうゴールがない人、つまり不明瞭で漠然ともうかればいいなー、っておもってるのは、これはゴールがない人であり、ゴールがない場合は、文字通りゴールがない以上はすでに有利不利、損得なんて「評価すらできない」のが実際のところになります。
なので、金利がどうこう、っていう人がよくいますが、全く関係ありません。当然のことながら、賃貸か売却か、もまた全く関係がありません。それらは全て手段であり目的になりえません。目的になり得ない手段をあれこれ言ったところで全くの無意味です。
買い替えでのケースにおいては、これは話が非常に単純であり、単に「現不動産処分計画」と「新不動産処分計画」の
二つをそれぞれ立案し、同時並行すればいいだけの話です。買い替えの「手段」で迷ってる時点ですでに「業界のカモを捕まえる網」
にすでに体半分浸かっていることを自覚された方がいいかな、って思います。
さて、それよりも、この物件を購入するのであれば先にこの物件の出口戦略も同時に考えておくべきだと思います。
ってのは、この物件に限らずマンションであれば出口戦略必須ですからね。買うということは自分が今度は売主になる、
というだけの話でごくごく単純な話です。このマンションを購入するとき、そしてそのときの営業マンと相対するとき、
果たしてどれだけの人が「自分は売主としての視点で相対している」という人がいるのか疑問ですね。
不動産ってのは、原則破棄が許されません。ましてやマンションの場合は権利関係が共有である以上それは購入時にも
義務付けられる。ってことは売買契約、というのは、いってみればこれは「譲渡契約」といってもいい。
権利移転契約、とでもいいましょうか。MRにいって営業マンと相対してるときに、その他、例えばスーパや家電量販店の
営業マンと同じ感覚で、自分は買主というポジショニングで相対してる人多そうですよね。
でも、それって危険ですよ。マンション売買においては「売主と買主のポジションチェンジ」を行いにいく場である、
という自覚をされたほうがいい。いうなれば、買う側の視点では、「その会社、XXXX万円払うから俺がオーナーになるわ」
という申し出である、と自覚しましょう。まぁ、戸建ならそうなるんですが、マンションの場合はより厳密にいえば、
「その会社、XXXX万円払うから俺も共同オーナーになるからその権利の一部だけ買わせろ!」ってところでしょうか。
共同オーナーになれば当然権利の一部は行使できるものの、その一部は随分限られてますよね。
しかも、通常の株式会社と違って、「(バカなことができないように)絶対安全数の確保」ができない。
原則、全員同じ権利数。すると今後どう運営されていくのか、ってのがちょっと見えない、不確定要素が多くなる。
ゆえに、こういうときに大事なのがリスクヘッジ、つまりは脱出戦略をあらかじめ立てておき、そして受益に対して
支払った対価と見合うかどうかをしっかりと見極めておくことが大事だと思いました。
自分が売主になった場合、そしてマンションである以上上物に関しては経年劣化は避けられない。しかも日本人は
いまだスクラップアンドビルドによる新築至上主義がいまだ根強い。リノベーションでうまくいくのはどうしても
立地が良いごく一部の場所だけですからね。
そのあたりをよく考慮した上で、いろいろ計画を練ってみると結構自分にとって今何が大事なのか、ってのが
見えてくるのかなと思います。