販売価格を当初のもくろみ?よりも下げて売り出すのはここだけではないと
思います。私は、野村のアンチでもファンでもありませんが、物件の価格は
かなり関心を持ってウォッチしています。
世間では「地価が上昇し始めた」、「今後マンション価格は上がる」、
「今買っておかなければ・・・」といった言葉が踊っているようですが、
それが本当に当てはまるのは「超一等地」と言える希少な立地の物件
だけで、ちょっと条件の悪いところでは、強気の価格設定をした物件が
何期にも分けて「完売」(笑)しなくてはならないのが実情です。
強気の野村サンも、現実はちゃんと把握していると言ったところでしょう。
実際、ブランドに劣るデベロッパーは、茨木の中心部でも2千万円台で
3LDK出してきますから、地元の人間の誰もが「今ひとつ」と思う立地で
強気の価格を出しても、販売期間とコストがかかるばかりで、総合的には
利益につながらないわけです。
デベロッパーは、与えられた条件の下でより大きな利益を上げることが
目的なのであって、地価や物件価格を引き上げることが目的ではないと
いうことを正しく認識できれば、当然の行動ではあります。