中2死亡、集団暴行の疑い 千葉の公園、少年5人を補導・逮捕
2011年5月17日 13:51
千葉市若葉区の公園で同市立若松中2年の斎藤博樹君(14)が死亡していた事件で、千葉県警は17日、傷害致死容疑で14~15歳の同じ中学の男子生徒4人を逮捕、13歳の男子生徒1人を補導した。現場に一緒にいて119番した自称アルバイトの少年(16)についても、関与を調べている。
逮捕容疑は、16日午後7時すぎ、同区の「小倉市民の森」で、斎藤君の顔を殴ったり胸を蹴り上げたりして、同9時15分ごろ死亡させた疑い。4人は容疑を認めている。
捜査関係者によると、逮捕された男子生徒らは当初「現場から走り去る自転車を見た」などと話していたが、事情聴取に暴行したことを認めた。
県警によると、逮捕された男子生徒らは斎藤君と顔見知りで、中学3年が3人、中学2年が1人。斎藤君は、公園に呼び出されて帰宅途中に立ち寄ったとみられる。遺体には複数の打撲痕があり、左目の周囲にあざが残り、鼻血が出ていた。司法解剖で死因を調べる。
若松中の話では、斎藤君は16日、授業の後、午後6時15分ごろまで部活動をして下校した。
近所の女性によると、斎藤君は母親、祖母、兄、弟の5人暮らし。女性は「野球の好きないい子だったのに」と残念そうに話した。〔共同〕