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被爆量に関しては、住んでいる場所や生活スタイル等によって個人差が出てしまいますから、一概には言えないのが難しいところです。
しかし、自分がどの程度の被曝をしているのか、ある程度の目安を知っておくことも大事ですよね。
外部被曝は簡単に計算できると思います。
例えばお子さんであれば、家の中の線量、家から学校までの外の線量、教室内の線量、校庭の線量、休日や放課後に過ごす公園などの線量を計測して、時間毎に足すと出てきます。
ざっくりと近似値を出されたいのであれば、航空機のモニタリングで周辺エリアの平均的な線量がなんとなくわかりますから、屋内20時間、屋外4時間程度で割り振り、マンションであれば屋内は屋外の四分の一程度で計算すると出てきます。
飲食物による内部被曝ですが、これは何を食べてるのかによります。
ただ、事故から6ヶ月間の暫定基準値は年間20ミリシーベルト以下で定められていたので、汚染物質を限界まで飲み食いしていたとしても、市場に出回っていたものだけを摂取していたのであれば、半年で10ミリシーベルトを越えている人はほとんどいないと思います。
一部、基準値を越えた食材が出回ってしまったケースもありますから、もちろん例外はあると思います。
そして、半年後に基準が厳しくなったので、今は年間1ミリシーベルトを越えるような飲食物は、一応出回らないことになっています。
つまり、基準値MAXで摂取した場合、飲食物による内部被曝は年間11ミリシーベルト。
ただ、皆さん少しは気を付けているでしょうし、基準値限界のものばかりが市場を出回っているわけではないので、一部基準値越えのものを口に入れていたとしても、年間11ミリを超えた被曝をしているというのは考えられないと思います。
一般的な食生活をしていた場合、基準値の10分の1から100分の1程度で収まると個人的には考えてます。
間をとると50分の1で0.22ミリ?
あとは、呼吸による内部被曝。
これは大変な問題で、福島の児童の多くが内部被曝してしまったのは、これが原因です。
これがどの程度のものなのか、諸説ありますし、一旦体内に放射性物質を取り入れてしまうと何年も何十年もその物質が出す放射線を浴び続けることになります。
リスクを重く捉える説であれば、外部被曝の数十倍から数百倍としていますし、事故直後の小出助教は外部被曝の10倍というコメントを国会で発言されていました。
一方で、国の機関なんかは外部被曝の半分程度だと言っていたり、それに対してγ線しか測ってないなんていう反論もあります。
今なんかだとコンクリートで覆われた地域はほとんど放射性物質が空中を舞わないとは思いますが、強い風の日に砂埃が来るようなエリアは、もちろん放射性物質が飛散しています。
なので、これも住んでいるエリアに依るのですが、私なんかは個人的にリスクを中間値で見積もって外部被曝と同等と考えるようにしています。
さて、結局は参考になることはお伝えできず恐縮ですが、私個人の考え方に基づいた計算結果を以下に記します。
外部線量0.1~0.2のエリアに在住。→0.15とする。
屋外4時間で0.6、屋内20時間で3マイクロだが、線量は4分の1となるので0.75。
つまり一日の外部被曝は1.35マイクロ。
呼吸による内部被曝も同じで1.35マイクロ。
合わせて2.7マイクロ。
これを365倍すると0.985ミリ。
そして、飲食物の内部被曝が年に0.22ミリなのでこれを足すと1.2ミリ程度。
やはり、目安となる年間1ミリを若干越えちゃうんですよね。
これもかなりの概算と、決めつけて計算してるんで、定かな値ではありません。
もっと情報が公開されると良いんですけどね。
それまでは、各自が自分なりに信じる計算方法で計算するしか無さそうです。