大都市圏(東京、大阪)近郊に住むなら、駅徒歩圏に住まないと意味がない。
阪神間の唯一の価値は、交通及び商業利便性なのだから、その利便性を
消す山の斜面などは論外。
日本の国土の97%以上を占める田舎と、大都市圏近郊住宅街の質の違いは、
クルマが無くても生活が出来るか否か(公共交通及びインフラの整備状況
の違い)の一点につきる。
クルマを持たないでも余裕で生活できる点が、いわゆる大都市圏でしか
享受できない大都市圏プレミアム。
クルマが必要不可欠なエリアというのは、年間最低でも1〜2台で50〜200万前後は
車の維持費(車体込み)がかかる。1台所有で月に5万(年間60万)とすると、
もしクルマを買わずに平均利回り6%(長期投資で考えるとかなり控えめな
現実的な数字)で30年まわした場合は4896万にもなる。
貯金するだけでも1800万。2台で月に10万(年間120万)だとすると9792万。
大都市圏近郊でありながら、車が必要不可欠な不便なエリアというのは、実質
田舎と同じであり、車無しでも生活可能な駅徒歩圏に対して数千万の
マイナスプレミアムを背負っている(大都市の最大のメリットを享受できない)
わけで、それ相応のディスカウントが無ければ価格の正当性は見出せない。
逆に駅に近くて商業利便性も享受できてクルマが無くてもじゅうぶん生活できる
エリアに不動産をローンで買って、クルマを維持している奴はアホ。
さっさと借金返す為にも、高い金払って得た駅近プレミアムを享受する為にも
クルマはドブに捨てたほうがいい。クルマが欲しけりゃ最低2億ぐらい資産つくってからにしたら。
まぁ駅10分以内の一種低層に対してクルマで山の斜面を1〜2km登った所にある
一種低層では、土地の値段で坪単価50〜70万は値引きしてちょうど良いぐらいでしょう。
マンションなら駅から遠いクルマ必須エリアは、同一駅の同一用途地域の駅近に
対して2000万程度のディスカウントははあってしかるべきでしょう。
本来、駅から1km以上離れたマンションなんざ安くないと存在意義は全くないです。