2014年に1回目の大規模修繕がありました.
元々の計画は大規模修繕は2015年のはずでしたが、消費増税をうんぬんして1年前倒しされました。
本当に得かどうか怪しい限りですが。
この工事では例によって管理会社が組合の財布の中身を知っており、積み立てたお金は全額持って行かれました。
それどころか、別途の剰余金まで手を付けられました。
全ては管理会社が財布の中身を知っているからだと推測されます。
一応業者は入札で決めたとのことですが、総会では入札としか説明が有りませんでしたが、私の感触では、
恐らく入札自体を管理会社に丸投げし、談合で落札されたものと思われます。
管理会社は東急コミュニティですが、どこがやっても住民が無関心なら似たような結果になったと思います。
その他一括受電の話があります。
例によって管理会社の連れてきた業者、
月100?円だか安くなりマンション価値が高まると住民に宣伝しまくり、
業者の言い分をそのまま丸のみして導入決議された状態にありますが、
管理組合も業者も東急コミュニティも契約内容の詳細を住民に対し明らかにしていません。
元々共用部は高圧受電しており、管理は関東電気保安協会です。
今回の話は低圧部も高圧受電に含めるという話に過ぎませんしメリットは大きくありませんが、
少なくとも一括受電にすれば、
関東保安協会支払っている恐らく年間2、30万円位(各戸月100~160円相当)は払わなくてよくなるはずですが、
その説明も無いし、
PPSへの切換があるのか無いのか、それを勝手にできるのかできないのか、
それで利ザヤが増えたら還元があるのか無いのか、何も説明されていません。
一方損が出そうだと相談できるなどという条項も入れるつもりのようです。
しかし全体としてはどうなのかという詳細については契約書のドラフト版すら存在すらしていない可能性もあります。
もちろん2016年の低圧電力が自由化でどんな権利が失われるか?そういった説明は一切ありません。
そんな状態で決議し、全戸の承認印を集めてから管理会社や業者にきわめて有利な契約書を作り、
理事長がそのままサインする運び?と推測されます。
しかし本件は電力設備の使用に関し2戸が反対しており導入に至っていません。
2016年4月より電力の自由化が始まるのでこのまま待っていればいいでしょう。
それと比べて有利だと思えば一括受電も進展するでしょう。可能性は低いと思いますが。
その他としては、
親睦会的な行事の支出を増やしています。
特に消費増税後消費者が節約に努めるようになってから目立ちます。
それまでなかったクリスマスツリーやパーティまで開催されるようになり、
消防訓練すら親睦行事と絡めて支出しているように見えます。
以前は餅つきだけでしたがお祭りチックなことまで始めたようです。
ちなみに総務省はこういった活動に対し、
マンション標準管理規約から「コミュニティ条項」を削除する方針を明らかにし、
2015年内に新規約を策定するようです。
個人的には、マンション管理会社主導で一部住民に偏る支出が余りにも目立つようになり、
総務省も動いた、のだと思っています。
たぶんどの管理会社もやっているでしょう。
よそがやればうちもやる、みんなでやればうちだけ非難されたりもしない、
そういう世界でしょうから。
最後に、このマンションは、
マンション管理としては、
平均的に住民が無関心で、
管理会社に平均的に割高管理費用をとられている状況と推測されます。
公共工事並に2、3割割高なら建て直しまでに一戸当たり数百万円割高な管理費を払うことになるでしょう。
ここれも大手管理会社の言いなりのマンションとしては平均的でしょうね。
特別優れている訳ではありませんが、特別劣っているということでもないでしょう。