- 掲示板
今年4月に女性問題で経済産業政務官を辞任し、自民党を離党した中川俊直衆院議員(47)=広島4区=が29日、地元・東広島市内で騒動後初めて会見を開いた。不倫行為と公の場での説明が遅れたことを謝罪したものの「次の総選挙に向けてスタートしていきたい」と述べ、議員辞職を否定した。
黒いスーツにネクタイ姿の中川氏は「一連の報道を通じ、ご迷惑をおかけした全ての皆さまに、おわびを申し上げたいと思います」と短く刈った頭を10秒間下げ謝罪した。今年4月、週刊誌に「重婚挙式」「ストーカー」疑惑が報じられて以降、フェイスブックなどで釈明していたが、自身の口で直接謝罪するのは初めて。時折、声を震わせながら「生き恥をさらしてでも国民、郷土のためにお役に立たせていただきたい」と述べ、議員辞職を否定した。
とはいえ自民党で次々と不祥事が発覚する“魔の2回生”の中川氏の会見は、問題発覚から3カ月後。しかも、安倍内閣の支持率が急落する中での最悪のタイミングとなった。
会見では、不倫女性と米ハワイで挙式写真を撮った経緯を「相手の女性が“ウエディングドレスを着たい”と話したので、夢をかなえてあげようと思った」と説明。撮影時の気持ちを聞かれ「相手の要望がかなって良かったなと思っていました」と話すと、報道陣から失笑が漏れた。妻の闘病中に不倫していたとの指摘には「(女性と関係が)終わった年の夏に、家内と検査に行き病気が分かった」と話し、時期が重なっていないことを強調するなど、苦しい回答に終始。また、写真週刊誌に報じられた自民党の前川恵衆院議員との不倫も否定した。
会見を行ったのは、主に結婚式で利用される施設。関係者は「この場所しかなかった」としたが、愛を誓い合う神聖な場所で、不倫を謝罪するとは何とも皮肉な光景だった。
父の秀直氏も女性問題で要職を辞任しており地元有権者は「親子2代で女性問題を起こし、あきれている。(俊直氏に)投票する気はない」と冷ややか。再出発はいばらの道となりそうだ。
【不倫騒動の経過】
▼4月18日 女性問題が週刊誌に報じられることを理由に、経産政務官を辞任。フェイスブックで「全て私の不徳の致すところだ」などと表明
▼同20日 「週刊新潮」が、不倫交際トラブルを報道
▼同21日 自民党に離党届を提出し、党執行部が受理
▼同28日 国会欠席理由について、事務所は「心因反応で不眠、不安、心身症状が認められ、しばらくの間休養が必要」
▼7月13日 8月に都内のホテルで「おわびと再起の会」とした政治資金パーティー(参加費2万円)を開くことが判明
▼同20日 「おわびと再起の会」を取りやめ。事務所は「大規模な資金集めとの誤解を与えた」と説明
[スレ作成日時]2017-08-17 20:00:55