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◇「住民の40%が経験、1グラム約2000円で売買」との証言も
北朝鮮で覚醒剤の蔓延が止まらない。
警察官や保衛部(情報機関)要員までが吸引したり売買に関わったりしており、統制できない状況になりつつある。また最近では中学生の間にも汚染が拡がっているという。北朝鮮内部での取材で分かった。調査にあたった北部・咸鏡北道に住む取材協力者がアジアプレスと交わした通話を再構成する。(ペク・チャンリョン)
記者:最近、北朝鮮国内での「オルム」(氷の意、覚せい剤のこと)使用の実態、売買はどうですか?
取材協力者(以下、協力者):売買は活発どころではありません。値段が上がってます。昨年まで1グラムあたり中国人民元100元(約1700円)だった値段が、今年に入ってからは0.8グラムにつき100元に上がりました。1~2回分に小分けに包装されたものは、朝鮮の金で3万ウォン(約400円)で売られていますね。
「オルム」とは朝鮮語で「氷」。日本では「シャブ」や「ヒロポン」という名で知られる「メタンフェタミン」という化学合成麻薬を指す隠語だ。北朝鮮で広まる覚醒剤は全てが国内産であるのが特徴で原価はとても安い。覚醒剤の値上がりの背景には需要の増加がある。
[スレ作成日時]2014-11-12 15:13:19