オリベハウス工業で建てられた方いますか？

２０００年に建築した品川区在住の者です。もう８年経ちました。
当時、大手ハウスメーカーを殆どあたりましたが、坪単価が７〜８０万円で、ちょっとでも注文を付ければ、待ってましたとばかりに、オプション料金がかさ上げされて、直ぐに坪１００万円になってしまうほどでした。　大手は、①下請け・孫請け・曾孫請けまで使い、各段階で大変なピンはねをする。　②カタログは一部何千円もするような豪華な物を何種類も作る。③全国何箇所もの住宅展示場にモデルハウスを建て、従業員を常駐させている。　④営業マンには高額な歩合給を支払っている。　⑤メディアには頻繁に広告宣伝を載せている。
それらを全部排除すれば、半額で建てられる筈との信念で、メーカーを探し回りました。　ある日、雑誌の名刺位の大きさのの広告で、オリベハウス工業と出会いました。　早速、連絡を取り、建築中の物件を３箇所見せて貰いました。　その頃には、散々勉強しまくった建築の良し悪しが役に立ち、オリベの素晴らしさに圧倒されました。　見学先で、それぞれのオーナーに密かに発注後の感想を聞きましたが、異口同音に「絶対、おすすめ！」とのことでしたので、見積もりを依頼する事にしました。　先ず驚いたのは、メーカーのモデルプランや高級な仕様のの押し付けは一切無く、あくまでもこちらの要望を聞く謙虚な姿勢でした。　見積もりを頂いて、また驚きました。
オリベの標準仕様で幾ら、オプション部分で幾らと、はっきり
区分されていて、なお且つ素人でも充分納得が行く内容が明記されていたことです。　価額も宣伝に偽り無いものでした。
発注を決めてから、詳細打合せに入りましたが、これが何と、朝１０時から夜９時ごろまで、こちらが、「もう、いいよ」と言いたくなるほど、６回も、微に入り細に渡って、畳のヘリ一つにもサンプルを見せて時間を掛けて打合せをしてくれました。　最終見積もりを頂いてまた驚いたのは、オプションが
極めて良心的な追加料金だったことです。　例えば、照明器具をＡからＢに買えて欲しいと言えば、最終見積もりの後でも
気持ちよく応じて頂き、Ａが定価の２０％引きだったから、Ｂも２０％引きという具合に、極めて良心的でした。
いよいよ、工事に入りましたが、基礎から材料・工法・工事まで、全て見積もり・打合せ通りで、満足度１００％、パーフェクトでした。　これは、ひとえに植木社長さんのお人柄によるものです。　会社は、社長以下５人ほどの小さな会社ですが、
要は、規模ではなく、いかに真面目であるかに尽きると思います。　大手ハウスメーカーでも、オリベでも殆どの工程が下請けに発注されている事は事実です。　余計な経費を省けば、これほど安く、こんなに立派な建築が出来る、という事実を実感し、一人でも多くの方に、吹聴したいと思い、この投稿をする次第です。

平成２１年１月２０日に突然事業閉鎖の通知が送られてきました。　詳しい事情は判りません。

オリベは倒産しました。
うちは欠陥住宅にされました。
階段は引き渡し日より『ギシギシミシミシ』。社長や現場監督に伝えても謝るどころか階段に接着剤的なものを雑に塗りたくり、
家が出来上がって即日、階段上がる度に雑に塗られた接着剤が何段もピカピカと光り、今に至っています。
部屋のドアは枠に対して斜めに取り付けられ、2〜３年後にはドアが床にひきずり開閉できなくなり傷つきました。
出窓はやはり枠に対して斜めに取り付けられ、隙間風どころではなく風が部屋に入りカーテンがふわふわするほどで、身体を壊し頻繁に病院通いをするようになりました。
内装業者は施工時点からのミスだと判断しましたが、もう修理不可能なのでこのまま住むしかないと言われました。
風呂場の蛇口も壊れ、修理した業者から『一番安値の一番壊れやすい型番ですね。中に設置しちゃうと誰も気づかず５年位で壊れるので普通に住人が修理するんだが、じつは欠陥の手口。』と言われました。
風呂場も当初から床タイルが欠けたまま、コーキング材は汚くはみ出し放題、部屋の壁と天井には１センチ以上の隙間。
洗面台と壁の隙間にはビニールが詰め込まれていて、取り付けにきたカーテン屋が『随分お粗末な酷い業者ですね』と見つけて教えてくれました。
社長にも言ったところで、謝罪の言葉も再度修理するとも言わない。
モデルハウス契約をした家だけはそれなりに建てていたようです。
社長自ら、『モデルハウスはちゃんと造りますよ（笑）』とうちの欠陥を見に来た時にほざいてた。今でも忘れられない。
金返せ。家族の健康を返せ。夢のマイホームを返せ。この家に住む限りこの気持ちは変わりません。
そんな会社です。建てなかった方、良かったですね。