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中核派、ネット動画で「ソフト路線」PRも 変わらぬ本質
インターネット上に開設された中核派のインターネットチャンネル。若い活動家が登場し、主張をアピールしている。
渋谷暴動事件(昭和46年)で指名手配され、逮捕された過激派「中核派」の大坂正明被告(67)の逃亡を組織ぐるみで半世紀近く支援していたとみられる過激派「中核派」。かつては過激なゲリラ闘争や内ゲバなどで社会を震撼させたが、近年ではインターネット上で若い活動家が宣伝活動を行うなど、「ソフト路線」にシフトしているとされる。ただ、「暴力革命を目指す本質は今も変わっていない」(捜査関係者)とみられ、警察当局は警戒を弱めていない。
警察白書などによると、過激派は昭和32年1月、ロシア革命を主導した革命家・トロツキーを信奉する元日本共産党員らが、「日本トロツキスト連盟」を結成したのが始まりとされる。メンバーらは、世界規模で共産革命を起こし、資本主義を廃止すべきだとするトロツキーの理論(トロツキズム)に共産主義の正当性を見いだしていた。
同連盟は同年12月には「革共同」に改称。主に学生運動の中に浸透を図っていった。ここから派生したのが「中核派」と「革マル派」で、安保闘争や成田闘争といったゲリラ事件のほか、内ゲバを起こすなど過激な活動を繰り返していった。
中核派は近年、露骨な過激さが影を潜める一方、反原発運動や沖縄基地問題のデモへの参加が確認されている。大坂被告が身柄を確保されて以降はネット上での活動も活発化。ネット上に専用チャンネルを開設し、20代ぐらいとみられる活動家が主張を展開している。
[スレ作成日時]2017-08-23 17:07:01