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向かいにはイオン進出も予定されていて、
駅近だし、お値段もお手頃の、いい物件だと思い検討してるのですが。
どうでしょうか??
[スレ作成日時]2005-12-10 21:06:00
向かいにはイオン進出も予定されていて、
駅近だし、お値段もお手頃の、いい物件だと思い検討してるのですが。
どうでしょうか??
[スレ作成日時]2005-12-10 21:06:00
初めて書込みさせてもらいます。
最近話題の構造計算偽造問題に対してちょっと一言...
私は、MS専門では無いので数棟のMSしか施工担当したことが
ありません。しかし最近の構造計算書偽造問題にはもっと複雑な
問題があるように思われます。
あくまでも、私の個人的な考えですので
小耳にはさむ程度に聞いてください。
設計事務所の偽造問題をマスコミ各社が主に取り上げていますが
設計図に対する構造計算の偽造やミスは当然、設計事務所の
責任と思います。(なにせ、この図面でお金を取決めしているので
追加の予算がない限りはこのまま建築されてもおかしくない)
大手ゼネコンや大手のデベ各社では施工責任の名の元に
自社でも構造計算チェックを行っているはずです。
実際にはレイアウト変更・設備貫通の計算・開口部の大きさ
コストダウンの検討・工期短縮方法の検討等をメインとして
再計算されているのが現状だと思われます。
設計図がかなり正確で信頼のおける図面であるって物件は
かなり少数です。(実際自分の担当した現場はMS以外を含め
数十件以上施工しましたが、2〜3件位なもんです。)
ゆえに施工会社が信頼のおけるゼネコンか? って所が
重要に思われます。実際、施工担当者同士の話では
”こんな役にも立たないような設計図で何をするんだ?”
って感じで
毎日、構造を含め各所の納まりを検討して施工図になるわけです。
新築物件には
設計図(積算及び契約用の図面で共通事項的な意味合い
やレイアウト・法的な根拠図面
※施工主・設計事務所に責任有!)
施工図(実際に職人さんが見る図面でかなり正確
詳細寸法・使用材料・品質確保事項・作業手順
失敗した施工の是正方法図面があります
※施工会社が図面を書いてそれを設計事務所や
建築主がチェックする)
竣工図(施工中の変更等を反映した100%正確な図面
但し、詳細寸法や詳細な材料は省略される
事が多いですね。
※施工図同様に建築会社が主体)
の3種類以上の図面が必ず残ります。
物件によってはこれ以上に図面が存在する事もあります。
今、問題になっているのは設計図ですよね?
これって、実際に施工している図面じゃないんですよ。
むしろ施工図・竣工図が実際の建物に近いんです。
じゃあ、チェックをしているデベや設計が信頼のある会社なら
大丈夫では?と、皆さん印象をお持ちかと思いますが実際には
時間が無いのでほとんどチェックはされていません。
(本来は良くない事ですが)
チェックされていても、施工に間に合うかどうかのぎりぎりに
なることが民間の現場では多いので責任施工範疇の扱いが
ほとんどです。
北海道の場合は積雪や寒冷地との理由により構造計算そのものが
シビアな場合が多いと聞きます。
設備貫通や荷重をある程度多めに計算しているので
コストダウンするために、問題のない範囲でぎりぎりの計算を
建築各社はがんばって、建築主・設計事務所に提案をして
そこで浮いたお金を、設計時のミスや追加の予算に充填する
訳です。 ここで、木○建設がやりすぎたわけですね!
安全率って考え方がありますが安全率を見込むほどコストは
鰻上りにかかるのが施工現場の実際です。
不要なものは削除し必要な所に予算を使うのが施工会社としての
勤めと私自身は考えています。
実際に中堅ゼネコンの施工担当者は大手ゼネコンに比べ
かなりシビアに施工を監督されているように見受けられます。
(自分の目で確認し自分で計算を行い提案)
大手ゼネコンは会社の専門部署での技術チェックをしている場合がほとんど
です。(現場の担当者が確認し会社で計算を行い現場で提案)
実際に施工されている物件の構造を正確に計算するには
膨大な資料(図面)と設計図面との整合性及び修正方法まで
検討しないと、結果が出ないと思われます。
今回のような販売中止までの経緯の中でどの位の問題が発覚
したのかはわからないのですが、時間はかかるはずです。
今回の入居者の方への営業マンからの説明では不明点が多かった
事が予想されます(かなり専門的な内容が多く営業マン自体も
わかっていない。)
でも、安全です!って言い切って販売を続けられて不安要素を
隠されたままよりも良かったのでは? と、思います。
長々と書込みして読みにくい所もあったかと思いますが
すいませんでした。
(ちなみに、施工関係者ですが建築会社の人間ではありません)