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12月末から出現し、的確なアドバイスを下さるゼネコンボーイさん。
毎度感心して記事を読ませてもらっています。
そんなゼネコンボーイさんとQ&Aをするコーナです。
みなさま質問をどうぞ!
[スレ作成日時]2006-01-06 01:34:00
12月末から出現し、的確なアドバイスを下さるゼネコンボーイさん。
毎度感心して記事を読ませてもらっています。
そんなゼネコンボーイさんとQ&Aをするコーナです。
みなさま質問をどうぞ!
[スレ作成日時]2006-01-06 01:34:00
ゼネコンボーイ様
いつも楽しく拝見させていただいております。
さて現在契約しているマンションの耐震性について営業に質問してみました。
その結果、最低1.15で階によってバラつきがあるといわれました。
最高は1.4の場所もありました。
そこで質問なのですが、この1.15というのは十分な耐震性なのでしょうか。
またこのマンションは住宅性能評価制度を利用しており、耐震性は1という評価
でした。この1という数値は十分な値なのでしょうか。営業は中低層のマンション
では、免震装置なので備えていないため、1で問題ないと言っていました。
これは専門家の目から見て、本当だと思われますか?
すみませんが教えてください。
322さんに便乗して、耐震強度についての質問です。
限界耐力計算法と許容応力等計算法では、
数値にどのくらいの差が出てしまう可能性があるのでしょうか?
購入予定のマンションが構造計算を再計算した結果
限界耐力計算で耐震強度1.5という数値になった、と聞きました。
ですが、限界耐力と許容応力等では
限界耐力のほうが数値が甘く出る、という話も耳にします。
札幌在住のため、かなり不安になっています。
ネットで自分なりに調べたのですが、どうにも解りませんでした。
もしよろしければ参考までにお教えください。
宜しくお願いします。
新築マンションに入居して約三週間になりますが壁のクロスの継ぎ目が目立ってきたり隅のほうの亀裂ができ
ていたりします。大丈夫なもんですか?
318です。
丁寧に御説明いただき有難うございました。
おかげさまで、不安が解消しもやもやとした迷いが吹っ切れました。
これで、購入に向けて一歩前に進めることができます。
誰に相談したら良いものか分からず、悩んでいましたので、本当に助かりました。
素人の質問ですみませんが、ご教授願います。
■内覧会の時、乾式壁(戸境壁)の遮音性能を確認する方法を教えていただけませんか。
乾式壁が、両隣の住戸との間に「隙間無く、びっちり」取り付けられているか、
どうすれば確かめられるでしょうか。有効な方法や必要なツールがあればご指示ください。
※事前に売主の立会いを要求しようと思います。
マンションは既出の http://www.mmtowers40.jp/ です。
>>322.の方へ
以前に言明しているように、現役の構造設計者ではないので、即答できなくて済みません。
構造設計に関する質問は、次の分を含めて、詳しい現役の方が、代返していただくと
非常に助かるのですが・・・・。
分かる範囲でお答えすると、
ほとんどのマンションが1.0に限りなく近くして、躯体コストを落とすなかで、
最低1.15は、非常に構造設計者の良心を感じる数値です。
また、大半のマンションは等級1なので、平均以上という意味では十分な耐震強度です。
ただし、震度5強でも、軽微な損傷ですむ。震度6強でも建物の崩壊はなく、
人命は安全であるというのが、この耐震強度1の思想です。しかし、確率的な
問題もあるので、100%そうなるという保証はないので、建築基準法でも、
耐えれる震度を具体的に明記すること避けています。
これが、等級2(=耐震強度1.25以上)、等級3(=耐震強度1.5以上)となると、
どの程度の安全性がアップするかというと、これまた非常に複雑な状況になるようです。
GBは現状、具体的な表現(例えば、等級3ならば阪神大震災の震度7が来ても、
99%崩壊しないとか)でのこの違いを説明する素養を持っていません。
>>323.の方へ
限界耐力計算は2000年の基準法改正時に、それまでの仕様規定(仕様を守れば、
建築OKの判断をとるもの)から、要求される性能を満たす性能規定という世界標準へ
の大きな流れの中で、出てきた計算手法であり、これは損傷限界耐力という、その建物が
使用期間中に1回以上遭遇する可能性の高い地震に対しては、建物地上部分が損傷しない
ことを確認し、きわめて稀に発生する地震に対しては倒壊、崩壊することがないように、
安全限界耐力計算を行うものです。当然地域によって違ってきますが、ざっくりと「1回
以上」が震度5強に対応し、「きわめて稀」は震度6強に対応すると思ってだいたいあって
るそうです。この「」内の表現が建築基準法で記載されているものであり、今の耐震設計
の基本姿勢でもあるものです。
これ以降の話しは、もっと情報収集してからご紹介するようにします。
>>324.の方へ
昔のクロスはそのようなことなかったと思いますが、近年のホルムアルデヒドの規制で
のりがでんぷん主体のものに代わり、接着性が弱くなったからなのでしょうか。
機会をみて、業者にその辺の事情を聞いてみます。
「今のクロスはそんなもの」で済ませる問題でもないので、入居後の初回定期点検
(引き渡し後2から3ヶ月後が多い)に、しっかり対処してもらいましょう。
>>326.MMTFさん
よい物件をご購入ですね。残念ながら、
>乾式壁が、両隣の住戸との間に「隙間無く、びっちり」取り付けられているか、
は非常に難題ですね。一般に躯体精度の誤差は水平レベルは端から端まで10mm前後の
起伏は自然に生じるので、乾式ボードの遮音材の上下端は隙間が生じるのが通常の納ま
りであり、そこが遮音性上の弱点にならないように、遮音材を入れてシールしたり、
専用のフェルトをかましてパテ材を埋めたりしている訳です。この辺がしっかり施工
されているかどうかは、施工者を信用するしかない部分です。
一般に乾式二重壁工法はそれぞれ実験室での遮音性能(透過損失値TLD値)をもって
いますが、実際の住戸間の遮音性は、外壁部分からの回り込む騒音にも影響を受けます。
(これを側路伝搬と呼びます)よって、隣戸の音がするときに、それが乾式二重壁の施工
不良部分や隙間を通過しているのか、側路伝搬なのか非常に不明確なものでもあります。
現状のマンションでは、隣戸間の騒音苦情はごく少ない状況にあり、
また当現場の意気込みからして、心配するような状況はないと想像されますが。
(公的機関に隣戸間の空気伝搬音の透過損失値を測定依頼できますが、1回の測定で30万
円はかかるみたいです。これを自己負担しますからと言えば、引き渡し前に測定を実施し
てくれるかも知れませんが、両隣がある場合は、その1.5倍の費用でしょう)
326MMTFです。ご回答ありがとうございました。
GBさんのおっしゃる通り、現場を信頼してみます。
はじめまして。
排水管の事で色々調べていたら、このスレに辿り着きました。
GBさん、ぜひご教授お願い致します。
*排水管の材質が『耐火被覆塩ビ管』です。
遮音性は、遮音ゴムシートやGWを巻いても、気休め程度で
夜中などに排水音がかなり聞こえる。耐久性についても、高圧洗浄に
絶えられない。避けたほうがよい材質である。
と何かの本で読みました。本当でしょうか。
現在、築30年の団地に住んでいて、排水音も上階の音もかなり
ひどく聞こえます。
いまの住まいと比べたら全てが“雲泥の差”と思っていましたが、
いろんなスレを見ているうちに、不安になってきました。
宜しくお願い致します
>>332の方へ
またまた、碓井氏=一流建築家のコメントに惑わされた訳ですね。
(個人的な狭い経験で、多くの人々に影響を与えているという責任と
自覚のない人ですね)
次のスレをご参照ください。
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/16332/
ここにあるように、BCSのまとめた冊子
http://www.bcs.or.jp/asp/ano/book.asp?view=40&book_name=&iinka...
530 2004.04 設備工事情報シート
の終わりに、耐火被覆塩ビ管=耐火二層管
は、遮音性がよい方であるとの見解が載っています。
一般的に、今の分譲マンションは、排水管の防振支持及び
PS部の間仕切り壁の遮音性仕様に気を遣っており、
332さんの心配もまず不要です。
332です。
GBさん、早々のご返信とご丁寧なお答え、本当にありがとうございます。
友人が貸してくれた本(雑誌?)を読んだのですが、
確認したら碓井氏のものでした。(ショックです。購入の際参考にしたので)
GBさんが貼り付けてくださったURLも見ました。安心しました。
スレは探したのですが、気が付きませんでした。スミマセン。
購入前にこの“GBさんなんでも質問スレ”を知っていたら、とチョッと
残念に思っています。
ど素人ながら、精一杯調べたつもりでも、契約後、気持ちが落着くと細かい所に
色々疑問や不安が出てきました。納得して契約したのですが。(苦笑)
ちなみにデベはジョイントコーポレーションです。
来年3月入居迄、また、GBさんにお世話になる事が多々あるかもしれませんが、
宜しくお願い致します。
324です。早速のお返事ありがとうございました。少しほっとしました。
2年程前に友人が購入したマンションも後からクロスの継ぎ目が目立ってきたよ
と聞いていたのですが家はちょっと早すぎ?と思って不安になっていました。
先日ゼネコンの水周りの点検の際関係なかったのですがちょっと見てもらったら
一冬越した位で補修した方がいいので半年点検の際に指摘して下さい。と
言われました。やはり・・・のり?でしょうか?少し様子見してみます。
ありがとうございました。
ゼネコンボーイ 様
いつもこちらの内容を参考にさせていただき
常日頃からGB様の回答に感銘を致しています。
今回、物件購入に伴い何点か質問させて頂きたいと思います。
当方、素人の為、質問の主旨が分かり難いかも知れませんが
宜しく御願い申し上げます。
まずは物件の大まかな概要を記述します。
・構造規模 鉄筋コンクリート造地上7階建て
・総戸数 250戸位
・敷地面積 10,000m2位
・売主 N不動産(未上場・証券系関連会社)
・施工会社 マンション建築ではTOPクラスの会社
Ⅰ 【戸境壁の仕上げ】について
外側から以下のような構造ですが標準仕様でしょうか?
石膏ボードの厚みが薄い気がします。
・タイル貼り
・ダブル配筋コンクリート180mm
・断熱材20mm
・下地
・プラスターボード9.5mm
・ビニールクロス貼り
Ⅱ 【住戸上下間床スラブ厚(直床・二重天井)】について
耐久設計基準強度30N/mm2以上の100年コンクリートと謳われて
おり、カタログ上は、厚み200mmとなっております。
LL40等級フローリング仕様になっていますがLHについては
記載がありません。遮音性及び必要最低限の構造的強度に
問題は無いでしょうか?
検討住戸のスパン等は以下の通りです。
・奥行 12000mm
・間口 6300mm
・最大天井高 2550mm
(階高は手元資料では不明です)
Ⅲ 【水廻りが隣接する場合の間仕切壁】について
以下カタログの引用です。
『居室と水廻りが隣接する場合の間仕切壁は、
壁の片面のプラスターボードを天井スラブまで二重に貼りました。
これによって、天井内からの音の伝わりにも配慮しています。
また、洋室とその他の居室が隣接する場合は、壁の両面の
プラスターボードを二重貼りにしています。』
と有りますが石膏ボード厚みに記載が有りません。
規格として9.5mm以下のものはあるのでしょうか?
また9.5mmのモノを2重貼りは標準でしょうか?
Ⅳ 【さや管ヘッダー方式】について
以下カタログの引用です。
『給水・給湯管には熱に強く、錆や腐食の心配がなく
耐久性に優れたポリブテン管を採用。』
と有りますが、《ポリブテン管》とは良いものなのでしょうか?
また、通常さや管自体は洗面室の床下付近に有るものなのでしょうか?
Ⅴ 【1階床下点検スペース】について
以下カタログの引用です。
『共用配管などの保守点検時に基本的に住戸内に入ることなく、
点検やパーツ交換ができるように、
床下点検スペースを設けています。』
と有りますが最近では当たり前なのでしょうか?
Ⅵ 【杭打ち】について
以下カタログの引用です。
『支持地盤は地表面から約39m。
拡底アースドリル工法により、
杭を122本打ち込んでいます。
(一部の杭はアースドリル工法)』
場所打ちのアースドリル工法は、他の
杭打ち工法に比べ優れているのでしょうか?
>>336.wakkuさんへ
1.について
まず、この部分は外壁と呼び、戸境壁は隣戸との間にある壁で、このマンションでは180mmとしているようですね。GL工法にしない分、優れています。ただ、どのような下地を使い、断熱層からしっかり離れているかどうか、GBもよく知りたい部分ですね。
2.について
70G1タイプですか。直床なので、二重床による重量衝撃音の劣化がないのですが、逆梁形式なので、たぶんLH55のレベルだと推測されます。重量衝撃音は低音であるので、上で子供が暴れない限り、たまにあっても余り気にならないものです。それよりは物の落下音や椅子の音などの軽量衝撃音の方が大切だと言えます。その点、本案件は直床であり、なおかつ外壁にGL工法を使用していないので、LLの測定値としてはカタログ値通りになる可能性も高く非常に優れています。(二重床では、際根太が在来方式の場合はLL50〜55程度、防振際根太採用でもLL50程度となり、ほとんどLL45の実測値が得られません)ただ、柔らかいのでその歩行感に慣れる必要がありますが、そのうちこんなものかと思うようになります。JFEでは直床を多用しますが、野村では二重床が多いので、今回は高さ制限もあり、天井高を2550取る方を優先したのでしょう。想定される階高は、
200+12.5+12.5+2550+85=2860でしょう。
3.について
二重張りにも様々なランクがあり、9.5mm2枚の場合も、外側に硬質せっこうボードを使用すると遮音性がさらに上がります。これは通常の石膏ボードの2倍の比重を持っているものです。遮音性の判断には、二重張りの厚みではなくて、二枚のボードの合計面密度で判断します。(MRで質問してください)
http://www.gypsumboard-a.or.jp/product2.shtml
また、特殊なものを除いて、ボードの厚さは9.5mmから始まります。
(以降は、後日に返答します)
336ことwakkuです。
ゼネコンボーイ様、早々のご回答及び的確丁寧な内容に
感謝いたします。有難うございます。
物件HPも、さすがにおわかりのようですが以下のものになります。
1の質問の、下地と断熱層の距離等はこれでわかるでしょうか?
http://www.nomura-re.co.jp/sumai/mansion/g260/structure/index.html
3の石膏ボードの件は、後日構造説明会が開催されますので
その際に確認してみようかと思います。
4〜6についての回答もお待ちしております。
お手数をおかけ致しますが何卒宜しく御願いいたします。
GB様
マンションの最上階の屋根部分の工法で、
BUF工法という記載が、MRの「構造図」にあったのですが、
これはどんな工法でしょうか?
はじめまして、GB様。
来年三月にできるユ○デ○オコーポレイションの販売するマンションに入居を予定している者なのですが、周辺のモデルルームの販売担当の方にあそこは経営自体が危なくなっているから止めたほうがいいと言われ不安になってます。自分の所を購入してもらいたいがための作戦なのかな・・・とも考えたりするのですが、買った後倒産したらアフターサービスなんかもなくなるんですよね・・・。なんか、業界のうわさとかってあるんでしょうか・・・。どうやったらわかるんですかね・・・。
それは、GBさんに聞く質問じゃないんじゃない?
株屋とか投資家でしょ?
Yahooファイナンスとかみたら?