- 掲示板
レス番号を年齢に見立てて架空の人物の生涯を語りましょう。
では0番は私から。
0歳。
母親似の健康な女児誕生。
願いを込めて「幸(さち)」と命名。
さてこれから彼女にはどんな人生が待っているのだろうか・・・。
[スレ作成日時]2006-12-08 01:26:00
レス番号を年齢に見立てて架空の人物の生涯を語りましょう。
では0番は私から。
0歳。
母親似の健康な女児誕生。
願いを込めて「幸(さち)」と命名。
さてこれから彼女にはどんな人生が待っているのだろうか・・・。
[スレ作成日時]2006-12-08 01:26:00
1歳。むちむちボディーで周りを悩殺♪
よちよち歩きがたまらない♪
う〜ん。ぷりてぃ〜。
3歳。
髪型・洋服・すでにこだわりが。
おしゃまなさっちゃん。
好みのタイプは、パパ!
4歳
口も達者になってくる。
なんでなんでの質問攻め。
色々やりたいお年頃。
後片付けはみんなママ!!。
5歳
ある日、幼稚園の先生からTELが・・
どうやら、気づかないうちに幸はいじめっ子になっていた!
6歳
小学校入学。
しかし、毎週学校からの呼び出し、家庭訪問、父兄からの苦情。
いったいさっちゃんはどうなっちゃったのでしょう。
7歳
2年生になる前の春休み、ママは仕事を辞め妹が誕生。
お姉ちゃんになったし、いつもママが家にいてくれるので情緒が安定しとてもよい子に。
掛け算の九九もスラスラ言えるようになりクラスでも大人気。
8歳
そんな幸も、おませな年頃になってきた。
どうやら、同じクラスの健ちゃんが好きみたい。
パパが、その話を聞いて、
「結婚は反対だ!」
や〜だ〜ん、パパったら、幸はまだ8歳よ!もう〜パパったら、娘の事になると
すぐこれなんだもーん。
肝心のわたしとは最近、すっかり・・・なんだけどネ。
9歳
頭はいいし、スポーツ万能。かわいいし。
ああ、なんてうちの子は素晴らしいの!!
10歳
子ども、子どもだと思っていた幸も、最近、ママの言うことをすっかり
聞かなくなってきちゃった。
「ママだって、自分の携帯持ってるじゃん。さちも、携帯、買ってよ!」
仲良しグループの中で、携帯を持っていないのは、幸だけみたい。
ちょうど、悩んでいたところなのよねえ。
そうだ!みっちゃんのママに相談してみようかしら。
11歳
幸が言う。
「ねぇ、ママ?なんでパパと結婚したの?幸せ??
私が産まれたとき、どうだった?嬉しかった??」
咄嗟に答えられない私・・・
12歳
幸もすっかり大きくなり、女の子らしくなってきた。
ある日。みっちゃんのママと喫茶店。
みっちゃんのママには、いつも相談にのってもらっている。
幸に携帯を持たせようか悩んでる時・夫婦ゲンカした時・・・
この年で親友と言える人ができた。
でも・・・
一つだけ、まだ言っていない事がある。
私は、みっちゃんのママに聞いてもらおうと、今日呼び出したのだった。
私 「あのね・・・聞いてほしい事があるの・・・」
みっちゃんのママ 「どうしたの?あらたまって・・・何かあったの・・・?」
私 「幸のことなんだけど・・・」
私は、一回深呼吸をして、ゆっくりと話し始めた・・・。
13歳
幸のお部屋はピンクの小物がいっぱいです。
でも、一体どこから・・・、お小遣いでは到底賄えないはず。
私「さっちゃん、かわいいヌイグルミね。買ったの?」
幸「もらい物」
私「どこのお友達?みっちゃん??」
幸「だれだっていいじゃん!それよりも勉強するんだから部屋から出て行ってくれる?」
14歳
グレタ幸は学校をサボって渋谷を歩いていたら
モーム巣の新メンバーのスカウトにあった。
メンバー入りのビックチャンス!
家に帰って良く考えることに!
15歳
モーム巣のスカウトとは真っ赤な偽物だった。
でもいいの、カメラの向こう側で、パパたちが喜んでくれている。
ちょっと足を広げるだけでお金をいっぱいくれる。
本当のパパよりもこっちのパパの方がいい。
今度は何をおねだりしようかしら。
ママは私のことを怒ってばかり、どこ行っているの?、お金はどうしたの?
そんなことばかりを聞く。
今度マンションをおねだりしてみようかな。
16歳
娘の仕事に気づいたパパは撃沈し、寝込んでしまった。
ママは、壊れていく家族の絆を取り戻すために、
もっとも天国に近い神社に行き、神に祈った!
「間違った娘を、助けてください!」
そしたら神様が現れた!
「たすけてやろ〜う」神が言った!
すると・・
17歳
幸 「クソババー、ここからだせよ〜。薬くれよ〜。」
ママ「・・・」
パパは実家に帰ってしまいました。
18歳。
あれからどれ位経ったのかしら。
どれくらい閉じ込められていたのかも記憶にないです。
ただ、パパが警察の人といっしょに来て、出してくれたそうです。
ママは、神様から貰ったものは麻薬だったそうで、逮捕されたそうです。
気が付いた時は病院で、しばらく麻薬の治療を受けていました。
今はパパが戻ってきてくれたので、2人で生活しています。
お花屋さんでアルバイトを始めました。
19歳。
すっかりバイトも慣れたわたし。
最近は、お花屋さんの仕事の延長で、アレンジ教室にも通うようになったんだ。
そこで、偶然にもばったり一緒の教室にみっちゃんがいたので、びっくりしたんだ。
最初は、お互い気まずかったんだけど、みっちゃんの方から話しかけてくれて、
思わず、涙腺がゆるんじゃったよ。
ただ、みっちゃんが昔の話を避けるのがわたしには、辛かった。
辛いっていったって、まるっきり覚えていないから、どっちでもいいんだけどさ…。
あ、ごめん、みっちゃん、早く帰らないとパパ、待っているからさあ。
そんな感じで、みっちゃんとは教室だけのおつきあいでいる。
パパは、一生懸命わたしの為にって、働いてくれたおかげで、
なんか最近、すっかり老け込んでしまったみたい。
ごめんね、わたしのせいだよ。
パパ、わたし、これからはパパに精一杯、恩返しするから!
そんな平穏な日々を送っていたわたしたちの生活に、
再び、暗雲がたちこめることを、このときは、まだ知るよしもなかった。
20歳
今日は、ママが出所してくるのでお祝いです。
母方の実家に預けられていた妹もいっしょに暮らせるようになりました。
久しぶりに4人で夕食を食べます。
楽しい夕食を期待していたのですが、妹はお友達と別れるのを嫌がり、
実家に戻りたいと言い出すし、ママは鬱病で、自分の殻に閉じこもっちゃっています。
私はどうしたらよいやら、ただテーブルの周りをウロウロするばかりでした。
そして、パパは今夜も会社に戻って徹夜だそうです。
だいじょうぶかな〜。
パパはここ半年ばかり、週に2.3日は会社に泊まりこみでお仕事しているので、
心配です。
21歳
今日も姉妹げんかしてしまいました。
ただショックだったのは妹の一言です。
「おねえちゃんなんか他人のくせに!」
「何馬 鹿な事言ってるの」
「私、私学校で習ったんだから、A型の家族にB型のおねえちゃんは生まれない。
おねえちゃんが問題起こすたびにおばあちゃん家に預けられて。
挙句の果てには、ママは病気になっちゃうし、だからパパは他所に女作ったん
だから。
私のパパとママを返してよ〜!」
妹は部屋を飛び出したままです。
私は頭の中が真っ白になりました。
何時間たったでしょうか、気が付くと、もう夕暮れ時です。
そういえば、ママ方の祖父母もパパ方の祖父母も、いつも私のことを疎ましく
思っているようでした。
行くところがなく、パパのお兄さん、おじさんのところへ行くことにしました。
電話をして駅で待ち合わせすることにしました。
叔父「とうとう知ってしまったんだね」
叔父の話はよく分かりませんでした。
今のママはパパの後妻だそうです。
本当のママは強姦に合い、私を身ごもったそうです。
それでもママを愛していたパパは実子として私を受け入れてくれた。
だけど、私が2歳の時、道路に飛び出たところをママがかばって事故死。
パパはその後、家によく遊びに来ていたママの親友と再婚。そして妹が生まれた。
そのパパも、今はどこかの女のところへ通っている。
あんなに愛してくれたパパもママも他人だったなんて。
そして、私が原因でみんなを不幸にしてしまった。
私なんて生まれてこなければよかった。
私はどこへ帰ればいいのだろう・・・