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日本参戦してましたっけ??????
[スレ作成日時]2013-09-22 17:49:54
日本参戦してましたっけ??????
[スレ作成日時]2013-09-22 17:49:54
>>565
7 海上自衛隊の発足
海上保安庁が発足すると『ジェーン海軍年鑑 1947ー1948年』版は、 社説に「日本海軍は灰の中から不死鳥の如く立ち上がろうとしている。 現在の規模は5万トンに制限され、 1隻の排水量は1500トン以下に制限されているが、 これはやがて新海軍の中核となるものであろことを証明するかもしれない。 人々はベルサイユ平和会議のトン数制限が、 紙の上では守られた比較的平穏な期間を経て再建されたドイツ海軍の復活を想起せねばならない」と記したが、 それが事実となった。
『ジェーン海軍年鑑』の指摘したとおり、 海上保安庁のひさひを借りて海上自衛隊が誕生したのであった。昭和27年4月26日には「海上保安庁法の一部を改正する法律(法律第97号)」が施行され、 海上自衛隊の前身である海上警備隊が海上保安庁の外局とちて誕生すると、 「いままで随分苦労してきたが、 あと1年くらい辛抱すれば海軍再建が具体化するはずである。 われわれは何とかこの掃海隊を再建海軍の引き継ぎ役にしたい」と述べて朝鮮特別掃海隊への参加を説得した田村久三1等警備正(1佐)以下1415名(幹部91名、 海曹士1324名)が、 また朝鮮派遣部隊の旗艦「ゆうちどり」など掃海関係船艇76隻とともに海上警備隊に移籍された。
昭和29年6月2日には防衛庁設置法(法律164号)と自衛隊法(法律165号)が公布され、 ここに海上自衛隊が発足し、 さらに同年10月1日には桑栄を旗艦とし「ゆうちどり」や朝鮮戦争に出動した木造掃の海艇6隻をもって第1掃海隊群が掃海のメッカである呉に誕生、 戦後絶えることなく続けられた掃海作業から得られた技術と伝統を受け継いた。 そして平成3年4月26日には、 この朝鮮特別掃海部隊の伝統と精神を受け継いだ落合稷1等海佐を指揮官とする掃海部隊がペルシャ湾へと向かったのであった。
なお、 大久保海上保安庁長官の言葉を借りるならば「海上保安庁巡視船のホープとしての『ゆうちどり』、 天皇のお召船航路の肉弾掃海をやった『ゆうちどり』、元山敵前掃海の旗艦としての『ゆうちどり 』この艦のゆくところ、 海の歴史が綴られていた」「ゆうちどり」の錨は、 「その功績を記念するため、 昭和55年5月、 呉に建設された海上保安資料館の玄関に永久に保存展示され」ている。