そろそろ作ってみました。
[スレ作成日時]2005-11-24 23:31:00
そろそろ作ってみました。
[スレ作成日時]2005-11-24 23:31:00
集成材と杉の無垢材の事を簡単に書いてみます。
価格は最近の日経新聞の主要相場を参考にすると、3.5寸3m物で集成材は1700円、杉は1000円という基準価格で集成材のほうが高いです。
集成材のメリットは無垢材の1.5倍の強度があり、乾燥率が低いので無垢材と違い変形や反り、割れがおきないことです。だから、住宅性能の高い最近の家を作る場合は強度と精度のある集成材が良く使われます。
デメリットとしてよく言われるのは、接着剤で貼り付けているので、シックハウス問題と接着剤の耐用年数です。
シックハウスの件についてはタマホームをはじめほとんどの住宅は構造用合板やクロス等に接着剤が使われるので、F☆☆☆☆のホルムアルデヒドが最低の建材を使う事と、24時間換気を動かす事で、ほとんど問題がないと言われています。
耐久性に関しては、以前はフェノール系接着剤(海外では70年以上の実績がある)が多かったのですがホルムアルデヒトの放散量がF☆☆しか取れないので、最近はF☆☆☆☆のイソシアネート系に変わってきています。これがまだ実績が少ないので、古い大工は問題によくします。
住宅業界全体ではイソシアネート系の接着剤を信用しているようです。
杉の無垢材のメリットは国産材であっても、余っているので価格が安い事です。品質はピンキリですが、価格が安く、国産材というブランドで多くのローコストHMは低価格の工務店で使用されています。
デメリットは乾燥が難しいので表面だけ乾燥して心材があまり乾燥していないものが多い事と、間伐材として伐採されるものが多い事と樹齢30年で成木となるので、本来、柱として使用される樹齢50年に達してしないものがあるということです。
結果、無垢材特有の建築後の変形や反り、割れが起こり、精度が求められる住宅には向かない、強度が柱ごとに違うので、計算通りの強度で家が建つかわからない事です。
ただ、集成材も国産から外国産、樹種によって種類は一杯あるので確認しないと?です。
杉も悪いものもあれば良いものもあるので、最低樹齢(50年以上)、乾燥率(目標20%以下、希望は15%以下)なら、タマホームの工法では問題がないレベルと思います。皆さん確認してはどうですか?
個人的にはシックハウスに過敏でなければ、同じ値段で集成材に変更される事は構造上、とってもお得だと思いますよ。