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石場建てについて語りましょう。
[スレ作成日時]2019-08-25 17:43:44
石場建てについて語りましょう。
[スレ作成日時]2019-08-25 17:43:44
>>576 通りがかりさん
震度5弱程度であれば、石場建てなどの伝統建築建物では、ほとんど補修は少なくて済むと感じています。ただ100年に一度起こるといわれる震度6以上の大地震の後は、在来工法と伝統構法でも大掛かりなものが必要となると思いますが、伝統建築に関してはキチンとした施工であれば建て替えまでの損傷は在来工法に比べるとかなり少ないと思っています。
根本的に今の大半の住宅構造(在来工法、2×4、その他の工法)にあっては、基礎(鉄筋コンクリート)が強度や仕様で幅がありますが、持っても40年~100年程度なので長持ちしないと考えてます。
その点では、石場建てに関しては基礎がないため木材の寿命が建物の耐久年数になるため今の住宅構造よりも超寿命にすることが出来る。
鉄筋筋交いについては
①どうしても、剛構造による柱や梁の構造材が致命的な損傷になる可能性が高い
②小舞に施工時の土壁には水分が含まれるため著しいダンパー劣化の要因
があるため鉄筋筋交いやダンパーは、石場建て+土壁とは、相性が悪いと判断します。
高温多湿の地域と、地震大国で培った、千年も昔からの経験からくる大工さんの知恵と技術を基に、現代のテクノロジーで研究、分析し、数値や仕組みを割だし、更なる伝統構法を構築するのが良いと思っています。
今の住宅構造は、在来工法も含めて、どうしても西洋建築を基にしているため矛盾が生じているところがあるように思います。