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喫煙という行為は2種類に分けられます。
ひとつは「個人の趣味・嗜好」、
もうひとつは「ニコチン依存症」です。
路上にせよ、バルコニーにせよ、他人の迷惑を
慮って自分を律することができる人については
「嗜好」といえるでしょう。
しかし、「気にするほうがヒステリーだ」
「規約改正しろ(=「迷惑を感じていない、離れた住戸の
住人の意見も持って来い」)
等々言うようになると、これは「ニコチン依存症」を
疑ったほうがよいでしょう。
いまの医療現場では「ニコチン依存症」は精神疾患
の一種としてとらえられています。
すなわち、本人の意志でどうこうできるレベルを超えている、
という前提で、治療の対象としている、ということです。
ですから、バルコニー喫煙に迷惑を感じている人も、
当人に「吸うな」と言っても無意味ということです
(当人の意志のコントロールを超えた行為の結果なのですから)。
依存行為への意見に対して無条件に攻撃的態度を取る、というのは
まさに、依存症の典型的な症状です。
当人のご家族などの協力も得ながら(本人に病識はありませんから)、
医学的な治療を受けてもらう、これが遠回りなようで、実は
問題解決への近道ではないでしょうか。