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まだまだ続く低金利時代。
変動金利なんて怖くないですよね。
前スレ
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/30067/
[スレ作成日時]2008-04-22 10:24:00
まだまだ続く低金利時代。
変動金利なんて怖くないですよね。
前スレ
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/30067/
[スレ作成日時]2008-04-22 10:24:00
>短期だけ低金利のままで長期のみ上昇ってあり得るの?
>別に投資家が金利を決めてる訳でもないと思いますけど。
長短期債の利回りは投資家が決めているよ。
国が低利で国債を発行しようとしても、投資家がもっといい利回りを求めて、
別の投資先へ資金をまわしたら、買い手がつかない。
でも、国は国債を投資家に買ってもらわないと、借金できない。
投資家に買ってもらうためには、新規に発行する国債の利率を上げなければならない。
既に市場に出回っている利回りの低い既発債も、評価額が高いうちに、
売り逃げようとするから、既発債の利回りも上昇する。
これが市場原理だ。
先月までは長期金利は低下し国債価額は上がっていた。
しかも年初から急激に円高になったので、米ドル換算での評価額はさらに上がった。
外国人が売りに出る条件はそろっていたわけだ。
そこへ、消費者物価の上昇率がきっかけになった。
みなさんのお話をきいていると、変動金利を選択するorした時に「今の」経済を見る指標は、
私たちサラリーマンレベルだと、日々チェックしておいた方がいい項目ってコレくらいでしょうか??
NY原油先物or小麦とか(消費者物価指数に影響)
ユーロ/ドル(ドル資金の必要性、ドルの強さの関連、63、71さんのご意見から日本国債に影響)
FOMC政策金利(アメリカ経済、日本の政策金利に影響)
他、何かあれば是非ご意見伺いたいです。
変動金利を選ぶにあたってのリスク管理の参考にしたいです。
>長短期債の利回りは投資家が決めているよ。
その通りだけど、普通、短期(政策金利)が低金利のまま長期(10年債利回り)だけが
大きく上昇とかほとんどありえないよ。
簡単に説明する為に二つに絞って話すと
株式(ハイリスクハイリターン)
国債(ローリスクローリターン)
があるとして今年の1月からを振り返ってみると・・・
年末からのアメリカ発サブプライム問題で金融機関が大きな損失を出すとの憶測や
個人消費、雇用統計の悪化などを受けてNY市場が大きく暴落。年末の13000ドル後半から3月には
12000ドル割れ。
連動して世界的に株安が進行。日経平均は年末15000円台だったのが3月に12000円割れ。
このとき投資家はどうしたかと言うと、よく「質への逃避」と言われる事を行う。
http://www.enjyuku.com/d/si035.html
ようするに株を売って国債を買う動きに出る。そうすると長期金利は下がる。
しかし、このような暴落相場はパニック売りが起こっているのであって、時間が経てば
徐々に落ち着きを取り戻し、売られ過ぎていた株価は買いが入って戻ってくる。
という事は国債を売って株買いに戻って来ているということ。←今ここ。
この流れは特別な訳では無く、よくある事。特別10年債が売られすぎている訳でもない。
3月に株が売られすぎて(国債が買われすぎて)4月は反動で株が買い戻され(国債が売られ)
ているだけ。
景気が良くなってくれば投資家はローリターンの国債を売ってハイリターンの株を
買い増すから株価が上がり金利が上昇、今のように景気の先行き不透明な時は
リスクの高い株を売ってリスクの低い国債を買うので株価低迷、金利下降。
ようするに株と国債は逆の動きをするので株価が低迷している状況(不景気)で国債だけ
売られ続ける(金利上昇)は通常は考えられない。
日本国債が低金利で買い手が付きにくいという事実も確かにある。しかし、金利が少しでも
上がれば買いが入るので金利は下がる。ようするに適当な所で落ち着くという事。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=998407.o&d=c&k=c3&a=v&p=m...,m75,s&t=3m&l=off&z=m&q=c&h=on
http://www.bb.jbts.co.jp/market/index_kinri.html
↑株価と金利が連動している事がよくわかる。
唯一例外があるとすればバブル崩壊時の長短金利逆転現象。政策金利は遅れて下がって来る
ので一時的に長期金利が短期金利より低くなる事がある。
実際はそんなに単純では無いけど中、長期的に見るのであればこの辺を押さえておけば
大きくははずさないはず。(財政破綻とか出されたら意味無いけど)
投資家は慈善事業をやっているわけではない。
インフレに負けるような運用をするようでは、投資家失格だ。
先月発表された消費者物価(コア指数)は前年比+1.2%だった。
だとすると、国債のような安全資産でも最低1.2%の利回りが要求される。
>その通りだけど、普通、短期(政策金利)が低金利のまま長期(10年債利回り)だけが
>大きく上昇とかほとんどありえないよ。
イールドカーブが立つのはよくあることだ。
市場の力を無理やり抑えこんで、短期金利を低くするためには、
市場へ莫大な資金供給を行う必要がある。
それは次のバブルの火種になる。
ということがわかっていながら、
海の向こうでは、FRBは無謀にも資金供給を続けているのだが...
ばかなことをやっているとしか言いようがない。
今年に入って、
1月 1135億ドル
2月 1985億ドル
3月 2165億ドル
4月 3613億ドル
5月は4月を上回る勢いだ。どこまで続ける気だろう?
そのおかげで株価は支えられているが、もうやけくそだな。
FRBも実質金利がマイナスになったにもかかわらず、さらに0.25%引き下げたから、
これを維持するには、資金を供給し続けるしかない。
ところで、今は米国の国債も売り込まれている。
インフレ率の上昇で、市場は利回りの上昇を要求しているが、
FRBはこれを無理やり抑えこんでいる形だ。
変動の優遇金利って1.4%くらいですか?
銀行はどこが一番優遇幅が大きい出のでしょうか?
米国債↑しただよ
資金供給止めるリスクの方が圧倒的に高いでしょ?
ブラックマンデーでも来たらそれこそアメリカは立ち直れないでしょ?
それでも資金供給するアメリカがおかしいと?
各地区連銀総裁やバーナンキ議長の政策を頭から否定してるあなたって???
おそらくまだ公表されていない金融機関の損失や住宅事情などもまだあるはず。
資金供給止めれば多くの金融機関が破綻し、他企業へも波及するでしょう。
それは失業者の増加、個人消費の低迷へと連鎖し、世界へ波及していくのです。
そうならないようにFRB及び各国中銀は必死に資金供給を行い、
食い止めているようにしか見えませんが?
昨夜のファニーメイの決算発表見ましたか?
http://jp.reuters.com/article/resultsNews/idJPnTK817601920080507
この日は幹部の「最悪期は脱した」とのコメントを受けてダウは反転してプラスで
引けましたが、裏には地道なFRBの資金供給が有ったからこそです。
将来のバブル防止より目先の経済破綻を防ごうとするのは当たり前。
それに投資家は常に利益を生み続ける事なんて難しいんだから今みたいな時期はマイナス
運用でも国債買いに走って損失を最小限に押さえ込もうとするものですよ。
キャッシュで持っていても増えませんからね。
もちろん投資家の運用方法にもよりますので全ての方がそうとは言いませんが。
そしてこういう時期に必ずあるのがリスクを承知で高利回りを求めて破綻する投資家達。
ポートフォリオにもよりますが安定運用を求めれば求めるほど債権買い比率が多くなる
時期です。
試しに証券会社などで今おすすめの投信聞いてみて下さい。おそらく株式投信より
債権型を勧めて来ると思います。
ちなみにFRBは実質マイナス金利になっているにも関わらず、FOMC後の会見で今後の
さらなる利下げへの含みを残しています。それだけ深刻な状況なのだと受け止めましたが
いかがでしょう?
>イールドカーブが立つのはよくあることだ。
それは景気拡大局面で今後金利は上昇傾向にある際に政策金利より先行して長期金利が
上がる事(その逆もあるが)今の状況とは大きく異なると思うが?
今の状況を簡潔に記した記事
http://www.asahi.com/business/update/0508/TKY200805070213.html
国債は取引されてはじめて価格が成立する。
国債の大半を保有しているのは国内の金融機関だが、ただ保有しているだけ。
価格決定権は、取引が活発な外国人(欧米の金融機関)にある。
その外国人は多大な損失でキャッシュ不足に陥っている。
FRBはそれを助けるために、懸命の資金供給を続けている。
それでも足りずに、売れるものは何でも売りにきている。
この状況、どこまで続くか、どこまで続けられるか。
つぶすべき物は早めにつぶした方が傷は浅くて済むのだが...
まさに世界はつながってるねー。