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SE工法に代表される集成プレカット材向けの金物工法は数多く見受けますが、無垢材の場合の金物工法は少ないような気がします。あっても結局プレカットで工場でセットだったり。
全部が全部金物工法が特に希望ではありませんが、無垢でも通し柱など要所要所で使えるお勧めの金物工法はありますか。
[スレ作成日時]2012-09-02 09:20:22
SE工法に代表される集成プレカット材向けの金物工法は数多く見受けますが、無垢材の場合の金物工法は少ないような気がします。あっても結局プレカットで工場でセットだったり。
全部が全部金物工法が特に希望ではありませんが、無垢でも通し柱など要所要所で使えるお勧めの金物工法はありますか。
[スレ作成日時]2012-09-02 09:20:22
>スレ主さん
>12です。このスレの主題とは違いますがコメントです。
最近の住宅で柱で耐力を撒かなうものは殆どありません。
地震に対しては、耐力壁、耐震金物が重要になります。
なので、柱の太さは直接地震に対する耐力には関係しないケースが多いです。
ただ、5寸以上になると、柱だけでも微々たるものですが地震の時の耐力は生じます。
とは言え、柱の耐力は通常の設定で作った家では耐力壁で受けられる耐力に比べれば小さいので、
個人的には5寸以上にするメリットはそこまで大きくないと思っています。
では、柱を何処までも細くできるかというと、
今度は建物の荷重を支える際に柱がしなる変形量で規定されます。
例えば3.5寸の柱だと、重い屋根を載せた時、1階部分では2940mmまでの長さしか使えません。
その結果、天井高が2400程度に制限されます。
この辺りを考えると、4寸の柱はバランスが取れているので良いと思います。
また、>12では書いてないですが、集成材はラミナを接着剤で固めているので、
無垢材よりも曲がりにくいのでヤング率は悪い無垢材よりも高くなります。
ただ、接着剤の力に頼っているので、柱が折れる限界は無垢材の方が高いです。
そして、接着剤の劣化に伴って、強度も建築時から段々弱くなります。
ただ、構造計算の計算は経年劣化も考慮していないし、強度の計算もヤング率ベースなので、
集成材は実際の強度よりも高めに計算される傾向があります。
なので、長期の安全を考えた際には、無垢材を選択されたのは賢い選択だと思います。
そして、接合部に関しては、既に>12で述べたように、
一か所に強い力を掛け続けると木はめり込み易いです。
長期安定性を考えるなら、常に力がかかり続けるところは木と木の接合で、
地震などの瞬間的に大きな力が掛かる可能性があるところは金物補強と言う考え方が、
長期にわたって性能通りのパフォーマンスを続けられる方法です。