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これこそが外交の力というものだろう。中国とフィリピンの領有権争いで2012年から中国が実効支配し緊張関係が続いていた南シナ海が、先月20日の中比首脳会談後、「争いの海」から「平穏な海」に戻ったというのだ
▼今年6月就任のドゥテルテ大統領が、従来のフィリピンの「親米・反中」姿勢を一転。習近平中国国家主席との首脳会談で領有権争いの棚上げを決め、この結果同月25日から中国巡視船の妨害が無くなり、フィリピン漁民の操業が再開されたからだ
▼同様に領有権争いがある尖閣諸島も早く「平穏な海」に戻したい。しかしそれは今の安倍政権では望み薄だ
▼隣人とは近所付き合いで仲良くすべきが、同政権はなぜか中国を敵視。尖閣諸島に今にも中国の軍隊が攻めてくるような脅威と不安をあおり、南シナ海問題も米国に同調して中国を批判。両国の対立関係は最悪だからだ
▼中比も同様の対立関係だったが、今回のドゥテルテ大統領の外交力で一転し、あらためてその凄さを感じた。フィリピンでは漁民らがいつまた妨害が始まるか不安視しつつも、漁の再開を喜んでいるという
▼それは尖閣諸島も、自衛隊に頼らずとも外交の力で十分解決は可能ということだ。その近道は安倍政権が一日も早く退陣し、日本が中国「敵視」を改めることだ。(上地義男)
http://www.y-mainichi.co.jp/news/30753/
[スレ作成日時]2016-11-21 00:21:45