- 掲示板
台湾人は中国本土の国籍法適用?共同が報じた法務省の謎見解
八幡 和郎
共同通信が大変な誤解を招きかねない記事を流しました(配信先の日刊スポーツより)。
「法務省によると、日本国籍を選んだ時点で中国籍(台湾籍)を喪失したとみなされる。
日本は台湾を国家承認しておらず、中国の国籍法にのっとり判断。同法は、中国国外に定住する中国人が外国籍を取得した場合、自動的に中国籍を失うと規定している。」
私も中国・台湾を扱う通商産業省の北西アジア課長というのをやっていましたが、従来の政府の考え方とまったく違う驚天動地の見解です。
台湾などに住む「中華民国」が発行する国籍をもつ人々が中華人民共和国の国籍法でもって処断されるとは初耳で、それが法務省の正式見解であれば日本に10万人以上もいるはずの中華民国籍の人々はパニックに陥るでしょう。
[agora 2016.9.8]
http://agora-web.jp/archives/2021311.html
八幡 和郎
index
評論家、歴史作家、徳島文理大学大学院教授
滋賀県大津市出身。東京大学法学部を経て1975年通商産業省入省。入省後官費留学生としてフランス国立行政学院(ENA)留学。通産省大臣官房法令審査委員、通商政策局北西アジア課長、官房情報管理課長などを歴任し、1997年退官。2004年より徳島文理大学大学院教授。
[スレ作成日時]2016-09-09 22:53:20