千早が発展する方法はただ一つ。今後発展する博多駅前までのアクセスを活かして安価な住戸を大量に供給すること。千早自体にデパートや商業施設を作っても周辺のロードサイド店舗やイオンと競合するだけで、結局は採算が上がらない。まずは年収が伸び悩むサラリーマン層(もっとも、通勤のことを考えて駅周辺に住むべきこのサラリーマン層)にもっと手の届く住戸を供給することで、福岡市内や郊外から住民が移動→増加すれば、自然発生的に商業が発展するシナリオを描くべきだと思う。とにかく今のままでは世帯数が少ないため副都心事業と言っても開発のスピードが遅くなる。現在、今後の経済状況(構造的な不況)を考えると下手をしたら20年、30年かかる可能性もある。千早はアクセス便利なベッドタウンとして開発を進めるべきで、まずは土地の価格を見直して開発コストを下げることから始めたほうがよい。現在売出しのマンション価格は相場観からするとかなり割高と言わざるを得ない。どうしても買いたい理由が無ければ、今は買わずに賃貸で様子を見る方を強くお勧めする。数年後中古相場は必ず下がるし手ごろなマンションも開発される。残念ながら地価が上がるとは全く考えられない。この物件、値下げが無いのであれば今買う理由は一切ない。