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音はいったいどちらが聞こえないの?
[スレ作成日時]2005-04-27 16:14:00
音はいったいどちらが聞こえないの?
[スレ作成日時]2005-04-27 16:14:00
>>37
ボイドスラブはメリットが色々とありますが、確かにスラブ内のボイド管に設備配管を入れるマンションがあるようですね。
でも、湿気の問題よりは、スラブの構造的にボイド管の向き大丈夫って感じですが。
>ボイドスラブといっても、本当に空洞になってるものは遮音性に問題が出やすいので、発泡剤を充填したり、
本当に空洞になってるボイドってあるんですか?私の見たマンションのボイドは何処も発砲入ってました。
そらぁ元々voidってのは「空隙」って意味だしな・・・・
以前は空洞だったようですが、水が溜まったりしてコンクリートが劣化するので
充填材(発泡スチロール?)を入れてるようになった
と聞いたことが・・・・・。
スラブの中に、強度的に悪さをしない、ある形状のコンクリートが形成されない空間(=void)をつくりスラブの重量を軽量化させたものがボイドスラブです。
その空間形状をつくるのに安価な材料が発泡スチロールなだけ。
別に大体の材料がプラスチックでもいいし、構造的には逆になーんにも無くてもいいんですよ。
ボイド材料の強度なんて無視します。
ただし、部屋間を横断するような長い空間がスラブ内にある場合は、隣の階上部屋の音がその空間を伝わって聞こえてくる場合もあるみたいですね。
>>45
確かに、ボイドの空隙に水が入って劣化する物件が今後問題化するかもしれないって
聞いたことある。
最新のはどうなんだろう。
水は、コンクリ悪くするからなぁ。
ボイドの物件じゃなくて良かった。
>水は、コンクリ悪くするからなぁ。
ホント?
どこの世界の学問ですか?
硬化した後のコンクリートの話ですよね?
>>48
水いうても純水が入っとるわけがなかろうに。違いますか?
事情通の言葉を抜粋↓
歴史ある矩形ボイドですが、これは昔の住都公団、今の都市再生機構がそ
の工業化住宅工法で取り入れて、共同開発してきた経緯もあり、大きく普及
しています。
しかし近年、ボイド内部にたまった水が、スラブ経年劣化によるひび割れで、
漏水事故を起こす事例が、あちこちのマンションから報告されるようになり、
今機構側ではボイドを完全に発泡スチロールの無垢材で行うように変わって
きました。
つまり従来型は矩形ボイドの下面は、材料節約のための空洞がたくさんあり、
コンクリート打設時の散水や打設前の雨天時などに、内部に水がたまるケース
が多々あることが、今頃になってようやく露見してきた訳です。
以上より、これからの矩形ボイドは、
・ボイド材に空隙部のない無垢材を使用し、かつ
・共振しないタイプの遮音ボイドを使用
したものでないと、欠陥を内在していると判断されますので、注意が必要です。
そんなところで厳密になっててどうするよ。木を見て森を見ない人だと評価されぬか?
↓ 木を見て森を見ない人の典型意見
>>47
>確かに、ボイドの空隙に水が入って劣化する物件が今後問題化するかもしれないって
聞いたことある。
最新のはどうなんだろう。
水は、コンクリ悪くするからなぁ。
ボイドの物件じゃなくて良かった。
住戸内の小梁をなくすためには、スラブの固定荷重を増やさないボイドスラブが有効。
その方が、建物全体の重量を軽減でき、耐震性確保のコストパフォーマンスもよくなる。
ボイドスラブも今は様々な種類があり、一概に評価できない。
ハーフPCa板タイプでは、矩形ボイドが主流だが、発泡材内部にくり抜きのないタイプを使用する方向へ。
現場一体打ちタイプでは、栗本鐵工所、フジモリの鋼管系が主流であったが、
発泡スチロールの球状タイプも多くなってきた。球状タイプは二方向に等価断面なので、設計上も有利。
鋼管系は内部が空洞であり、端部は発泡スチロールのキャップで塞いでいるだけなので、
たまに内部に水がたまる模様。
ボイド内部に空間があっても、水が入らない構造か水抜きの機構がとれていれば問題ない。
ボイド内部に空間があっても、それを経由して音が伝わるというのは迷信に近い。
固体伝搬にエネルギーが集中している。ただ、鋼管系は250Hz帯域で鋼管上部の共振でやや弱くなるという
報告は熊谷組・フジモリ産業よりなされている。
昔、現場打ちタイプの中空スラブは栗本の独壇場だったが、新しいタイプのボイドスラブの出現で
施工単価も大きく下がってきた。最近、栗本は円筒断面を真円から扁平な楕円形に変更してきた。
これでさらに管直交方向の荷重伝達性能が落ちたが、スラブ内の配管自由度を他工法並にするための
やむなき処置であった。また、輸送上の課題か、先の根強い迷信に対処するためか、
2m前後のユニットで、現場スラブ内に取り付けていている。
管が扁平になり、施工時に中空管自体がつぶれやすくなってきたので、
要注意工法になってしまった。(管のメッキ鋼板の厚さをアップさせれば改善しますが)
西日本はボイドスラブ割合100%ってホント??
仕事柄、全国の建築現場を回る機会がありますが、本当です。
西日本の主要都市では、という表現でしょうか。
まず、東京地区とちがって、間口の広いマンションを造らないと売れない。
つまり、通常スラブでは小梁なしで架構できない。(最大厚さを230mm程度に抑えるので)
土地代が東京ほどしないので、そのようなマンションでも庶民の手に届く価格帯に抑えられる。
どこかのデベが、ボイドスラブの厚さと小梁なしを強調して売り出すと、他のデベも
それに追随しないと売れないものになってきたようです。
また、栗本の鋼管スラブの競合品が九州で生まれて、コストが安くなったことも、
こちらからマンションスペックに入ってきた要因でしょう。
東京地区は、まずボイドを使用する必要のない6.5m以下の間口の案件も多い。
そうしないと、土地代の高さで庶民の購入価格に合わせることができない。
6.5m超えるスパンがある場合は、そこだけ小梁なしのボイドスラブにしている例もまだまだ多い。
現状、3割ぐらいのマンションがボイドスラブ採用でしょうか。
誰かの影響で、小梁を付けないと床の遮音性が確保できないと思っている構造設計者もいるようだ。
すべてのマンションではないが、やがて東京地区も小梁をなくすことに抵抗感がなくなるだろうと
推測しています。(横浜地区は、結構ボイドスラブが通常化してきているようです)
一度、小梁付きマンションと小梁のないフラットスラブのマンションを実際に内部を覗いてみましょう。
メリットはなく、従来工法に従い保守的なだけかも知れない。
また、小梁付きで設計したものを、その段階からボイドに切り替えると
若干のコストアップになるので、他のデベがしないものをあえてする必要がないと考えている。
実際には、ボイドスラブの軽量性を見込んで全体の構造設計をすると、
とんとんになることがこれまでの実績から感じているので、
西日本は天井面のスッキリを優先させる。
また、小梁2本付き200厚さスラブのよくない点は、スラブの鉄筋が貧弱でも
構造計算上もってしまうこと。スラブの上筋のほとんどがD10の細物配筋となり、
打設時のダメージが大きい。(打設前や打設中に作業員が踏みつけてよく曲がる)
何某かの瑕疵があって、スラブをはつるようになり、スラブ上筋の位置の精度のなさを
指摘されると、ほとんど全てのゼネコンは参ってしまう。
良心的な構造設計者は、上筋にもD13の鉄筋を多用する。
すると、スラブ工事だけの比較でも、ボイドスラブの方が割安になってくる。
ゼネコンボーイ様
はじめまして。
今検討しているマンションですが、
床がスパンクリート150mm場所打ちコンクリート90mmの合わせスラブになっており
二重床の間に特殊吸音ブロックが入っている床で、フラットスラブ設計と称して天井もフラットで、
且つ逆梁・アウトフレーム工法だそうです。
この合わせ技の場合、厚さはどの程度が適切なのかわからず、悩んでおります。
是非参考意見をお聞かせ頂きたく宜しくお願いします。