素朴な疑問なんですが・・・

そんな事をしなくても、期間を短く借り入れすれば良いのでは？

いえ、単にプラスして繰上するのではなくて、
月にローンに充当できるお金は変わらない、という設定です。
だから、期間は短くなりません。

同じことです。
借り入れ期間が同じで、月々返済する額が少なくなれば、その分少ない金額しか借りることはできません。
借入額が少ないという事は、支払う利息も少ないということなので、そういう意味ではお得です。
でもそうするなら、月々１０万返済して、期間を短くした方がもっと得だと思いますよ。

貯金すると、その金額に応じて利子が付きます。
（月々利子が付くなら、月々の利子はだんだん増えます。預金残高が月々増えるから）

月々の返済額を減らすと、その分元金の減りが遅くなり、月々の利息は少し増えます。
月々の利息は、月々のローン残高に月利をかけた額ですから。

預金の利率と、ローンの利率が、同じであれば、
スレ主の質問のケースは、どちらもほぼ同じです。
ローン金利の方が高ければ、月々１０万円返した方が少し得です。

繰り上げ返済は頻繁なほど得だというのは、こういうことなのです。
（5年に一度500万繰り上げるより、毎年100万繰り上げたほうが得）


例）
ローンの利率を６％（１２で割れると楽なので）とすると、月利は０．５％です。
１０００万円を借りて、月々１０万円を返すとすると、
１月目は、50000円の利子＋50000円の元金返済＝10万円の返済で、残額9,950,000円
２月目は、49750円の利子＋50250円の元金返済＝10万円の返済で、残額9,899,750円
３月目は、49499円の利子＋50501円の元金返済＝10万円の返済で、残額9,849,249円
と続いてゆき、
12ヶ月で583,222円の利子を払い、616,778円の元金を返済し、ローン残高は9,383,222円です。

一方、月々８万円の返済だと、
12ヶ月で589,933円の利子を払い、370,067円の元金を返済し、ローン残高は9,629,933円です。
ここで貯金の24万円(利率０％と仮定)を繰り上げ返済すると、ローン残高は9,429,933円です。

その差は4万6千円ですが、１２％と０％というのは差をつけすぎなので、
もう少し差は小さくなります。

長々書いてわかりにくかったかもしれませんが、
月々の返済の差2万円を、貯金して利子をもらうより、
その分月々返済できなかった2万円に追加でかけられる利子の方が、
高いということです。

訂正です。

> ローンの利率を６％（１２で割れると楽なので）とすると、月利は０．５％です。
> １０００万円を借りて、月々１０万円を返すとすると、
> １月目は、50000円の利子＋50000円の元金返済＝10万円の返済で、残額9,950,000円
> ２月目は、49750円の利子＋50250円の元金返済＝10万円の返済で、残額9,899,750円
> ３月目は、49499円の利子＋50501円の元金返済＝10万円の返済で、残額9,849,249円
> と続いてゆき、
> 12ヶ月で583,222円の利子を払い、616,778円の元金を返済し、ローン残高は9,383,222円です。

> 一方、月々８万円の返済だと、
> 12ヶ月で589,933円の利子を払い、370,067円の元金を返済し、ローン残高は9,629,933円です。
> ここで貯金の24万円(利率０％と仮定)を繰り上げ返済すると、ローン残高は9,429,933円です。
→ここで貯金の24万円(利率０％と仮定)を繰り上げ返済すると、ローン残高は9,389,933円です。

> その差は4万6千円ですが、１２％と０％というのは差をつけすぎなので、
→その差は 　6千円ですが、　６％と０％というのは差をつけすぎなので、
> もう少し差は小さくなります。

預金の金利と貸し出しの金利になぜ差があるのかほんのちょっと考えればわかるのでは？
東京スター銀行のことを考えているのなら、まあわからないでもないけど。

＞05さん
丁寧な解説ありがとうございます。
貯金の利息をあてにしていたわけではなく、
元本に投入できる方が効率的かな、と思ったのですが、
試算していただいた結果、意味がないとわかりました。

ありがとうございました。