木造３階建ての構造材について

樹種にこだわるより、
・建物の形状や間取り（耐力壁の配置）
・工法（2x4 or 軸組み、軸組みの中でも、耐力面材 or 筋交い、剛床有無）
の方が構造の強さに与えるウェイトは大きいので、最低でも耐力面材を使って、２、３Ｆの床は剛床仕様くらいにはしておきたいところですね。

樹種ということであえて言うならば、構造計算で指定した強度以上のものを確実に使うようにすることくらいでしょうか。

工務店が決まっているらしいけど、コスト重視なら、ハウスメーカーのローコスト版の方が安くて仕様がよいと思う。

軸組工法なら、柱は集成か桧、梁は米松。
仕様は公庫仕様書通りで、>>7さんのいうように壁と床をしっかり作ることです。

重要なのは構造、耐震等級とか偏芯率とか
間取りに影響する構造も含め、設計が重要。

当然設計に則った施工も肝心。

樹種より構造の方が重要なのですね。
軸組工法になります。

いろいろ調べたのですが、工務店さんには、
基本はホワイトウッドですが、ご要望があれば、
ちがう木材でも大丈夫ですと言われているので、
雨に濡れる可能性がある構造材だけは、
ホワイトウッドじゃないものにしようとは思っています。

梁は米松がいいようですね。

主に構造設計をしている者ですが

他の人が指摘されているとおり
１階に大空間を設けようとしない限り
３階建てだからといって特別強度の大きな木材が必要なわけではありません。

耐震性に関しては柱梁の強度よりも
プランニングの段階で如何に筋かいや合板等の
耐力壁のスペースを確保するかが重要になります。

材種についてはローコストでいくならば
土台：ベイマツorヒバ/ベイヒバ（めり込み強度ではベイマツが耐久性ではヒバ/ベイヒバが有利）
管柱：スギorホワイトウッド集成材（スギは強度が低い代わりに耐久性で若干有利）
通柱：ベイマツ集成材（ヒノキの方が耐久性で有利だがコスト重視ならこちら）
床梁：ホワイトウッドorレッドウッド集成材（床梁に全面ベイマツは高くつく）
小屋：ベイマツ無垢材
あたりになるかと思います。

※柱や床梁に集成材を用いるのは、内壁下地の石膏ボードを準耐力壁として使用し
　床の剛性確保のために根太レス工法とするために
　これらを柱梁に直にビスor釘で打ち付ける関係上
　壁や床の不陸を起きにくくするためです。

耐力壁は外壁面に構造用合板等の面材耐力壁で囲い、内壁は筋かいの仕様で十分です。
これでも構造用合板＋たすき掛け筋かい＋石膏ボード準耐力壁で
構造計算の上限の壁倍率７倍近い耐力壁が作れます（多用はできませんが）。

床は現在普及している24mm以上の構造用合板を床梁に直張りする根太レス工法を採用すれば
十分な強度を確保できます。

以上参考になれば

>雨に濡れる可能性がある構造材だけは、

雨に濡れるって、それでは欠陥住宅ですよ。
雨に濡れれば（構造に使う）どんな木にしようと腐ってしまいます。

軸組みは、特に耐震性にばらつきが大きいので、特に注意すべき点多いです。
http://www.flat35.com/tetsuduki/flat35s/taishin20.html
http://www.house-support.net/seinou/taisin.htm
耐震等級２での倒壊。
http://www.iesu.co.jp/article/2009/11/20091115-2.html
耐震等級を請負条件に入れないと最低の等級１かもしれません。
http://adsd.sblo.jp/article/48911250.html

自分で検討するのも大事だと思いますが、工務店が決まっているのであれば、工務店さんに、心配事を話して提案してもらうのが一番ですね。

これは高そう、あれは安そうと思っても工務店さんも得意、不得意がありますので、高そうだと思っていても安く出来ることもあるかもしれません（もちろん逆もあると思います）
何か惹かれるものがあって工務店さんに決めたと思いますので、その工務店さんを信じて、相談するのが一番だと思います。

日曜日に打合せなので、その時に構造について詳しく相談してみるつもりです。

＞雨に濡れるって、それでは欠陥住宅ですよ。
雨に濡れれば（構造に使う）どんな木にしようと腐ってしまいます。

それは分かっているのですが、ホワイトウッドにはいいイメージがないので、
個人的には避けたいんですよね。
管柱と通し柱はレッドウッド集成材あたりはどうだろうかと考えています。


一応、予習というか、自分なりに調べたうえで、相談した方が質問もできるしと思って勉強しています。

ローコスト追求でもあるなら、ベイツガ注入土台・スプルース集成柱・ベイマツ集成梁
その代わり全て４寸仕様で。（コスト的には安いものです）
４寸柱は３階建ての為に存在していると考える人も居ます。

基本的に耐力壁配置・構造を優先した間取りとすること
（間取りに多少の不満は出るかもしれないが、工夫を考える）
大きな開口やスパンを要求しない。

最初は米栂注入土台と工務店さんから言われたのですが、
５年しか持たない薬剤は避けたいので、土台は米ヒバ（集成材ｏｒ無垢）に
ホウ酸処理（エコボロン）を考えています。

４寸柱ですね。
スプルース集成柱はホワイトウッドですよね。
それはやっぱり避けたいので、少しくらいプラスになっても構わないので、
違うものをと考えています。

木材施主支給のＨＰに木材価格も載っていたので、
それを参考にそれほど変わらないのであれば、納得できるものに変更をするつもりです。
（施主支給のつもりはありませんが、価格の参考にしています。）
自分の納得できる家じゃないと、後で後悔すると思うので。
壁紙や外壁は後で変更できても、土台や柱は変えることができないし。

耐力壁については、うまく階段部分やキッチン（コンロ前）部分にしていただいたので、
問題はありませんでした。
（構造計算もしている一級建築士さんが間取りを作ってくれています。）

３階建の我が家の場合、
　土台：米ヒバ（薬剤処理なし）
　通柱：赤松集成材
　管柱：ヒノキ
　梁：　米松（一部集成材）
柱はオール４寸です。木材に関しては工務店に全てお任せしました。

少ない予算の中で効果を、ということであれば、スーパーＬＬ釘の採用とかどうでしょう？
（私は建ててから知ったので遅かったのですが、知ってたら使いたかった！）

スーパーＬＬ釘というのは初めて知りました。
サイトで見ましたが１軒で５万円程度しか変わらないようであれば、考えてみたいと思います。
情報ありがとうございます。

また大引き、根太等はご自宅は何を使ってらっしゃるのですか？

よろしければ教えて下さいm(_ _)m

二階三階の床を根太レス（剛床）で想定するなら、大引や根太は躯体構造上の強度に影響しません。

だいたいこの部分は、ローコストだとこれとかなのかなとか、わかってきたのですが、大引と根太だけよくわからなくて。。

米松がいいと言う人と、地盤に近いから、
土台と同じように米ヒバがいいと言う人と…。

情報を見過ぎて、よくわからなくなってきてます。。

この辺は三階建て住宅と関係ないのですがf^_^;)

>>20
決め手は白アリ対策の考え方です。
薬に平気な方は、樹種は自由に選べます。
健康派は、桧やヒバを使います。

レスありがとうございます。

薬剤については、エコボロン代理店に施工してもらう方向で、考えています。
大まかな予算を聞いて、それならプラスで払ってもと、
納得できるものでしたので。
何の樹種に塗っても大丈夫なのかも、確認済みです。

なので、そうなると、私の場合は、
土台に考えている米ヒバですかね。
あとは予算的なものになりそうです。

エコボロンを使うのであればどちらでもいいのでは？

余計なお世話ですが材種も大事ですがもっと耐震性とかを考えたほうがいいのでは？

今の家の構造は、筋交いや耐力面材が主に耐力を担って、
柱は構造材と言うよりも、力の受け材なので、
2階建でも3階建でも、基本的に構造材は充分耐力は足ります。

筋交いの場合は、横方向の揺れを柱の引き抜き方向の力に変換して金物で力を受け、
耐力面材の場合は、面材と柱を繋ぐ釘の保持力で横揺れに耐えるので、構造材は殆ど変形しません。
というよりも、構造材が殆ど変形しない範囲に収まるように耐力壁を付けます。


3階建の場合大切なのは、出来るだけ耐力壁を増やすことで、
そのために間取りの制約を受ける可能性があるということです。
構造材に、どのようなものを選ぼうと、耐力の影響は殆どありません。


貴方が拘っているのは、建て物の耐久性に絡むところだと思いますが、
これも2階建、3階建という違いはありません。

ただ、一般論として、
土台、1階に使う建材は、耐蟻性、防腐性の良い建材を選ぶと良いですし、
2階以上でも外壁周辺、水周りには、防腐性が良い建材を選ぶと良いということは言えます。

ひただ、一つ注意した方が良いのは、
例えば、檜を使ったとしても、間伐材は防腐耐蟻性能は良くないし、
辺材は初期強度は高いけど、耐久性は高くないです。

普段、良材を使っていない工務店に、樹種だけ指定しても、良い建材が入る可能性は低いし、
家の性能は、建材だけでなく、施工できまる比重が高いです。

良い家を作りたいなら、普段から良い建材を使って、
良い施工をしているところにお願いするのが最も大切だと思います。

三階建てにする人が一番懸念する事と言えば、縦の居住性と耐震性。
スレ主の考えを無視して悪いが、大半の人はそちらが最優先だと思われる。