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【ご名答】江田憲司議員 「森友・加計問題は、安倍夫妻主導、少なくとも官邸主導と思っています」
2018/02/06 14:13:40
-冒頭の板垣英憲氏情報にもあるとおり、総裁選安倍三選阻止のための額賀派クーデターは着々と進行中のようである。“参院のドン”こと青木幹雄肝煎りの参院のみならず、最近では派内の若手を中心に衆院でも「額賀会長辞任やむなし」に傾き、安倍シンパの額賀自身が辞任の意向を固めつつあるという。安倍包囲網着々の大変良い自民党内の動きである。
というような流れを受けて。国会における予算委員会の一場面、2月5日の民進党・江田憲司議員の追及を取り上げてみたい。江田憲司(敬称略)といえば、東大法学部時代は合コンやマージャンに明け暮れるも国家公務員試験一種(キャリア)合格、同大学卒業後大蔵省を嫌って通産省に入省、橋本龍太郎に見込まれ橋本内閣の政務秘書官を務め、橋本死去後政界入りした経歴の持ち主である。「切れ者」の印象が強い江田だが、自民党、みんな、維新などを経て現在は民進党系無所属会派所属である。その江田憲司が初めてモリカケ問題で安倍総理に論戦を挑んだ。全体的印象としてさすがは“切れ者”、昨年の安倍の「なかったことを証明しろという、それを悪魔の証明というんですよ。でんでん」式のふざけたヘラヘラ答弁が出来ぬよう予め予防線を張り巡らせての質問攻めだったように思う。舌鋒鋭く理詰めに森友の安倍昭恵関与問題、そして加計への官邸関与問題に斬り込んでいくものだから、さしものオロチ流八枚舌の安倍晋三もヘラヘラしている暇がないのである。特に江田自身の橋本内閣時代の総理夫人付政務秘書官としての経験からの、安倍昭恵の「毎日エンジョイ」苦言は圧巻だ。公人だろうが私人だろうが総理夫人であれば国民からすれば総理の分身、代理と見られてしまう。だから夫人の下には夥しい要望、苦情、陳情などが来る。その意を組んでしまって民間企業や学校法人に便宜を図ればその民間団体の利権に直結しかねない。江田は暗に森友でそれをやってしまったのではないか、と指摘したのだ。それが図星だったわけだから安倍はグダグダ答弁しかできず、結果として国民視聴者の疑念をさらに増すことになってしまったのである。
今回の江田質問といい、先の山本太郎質問といい、各野党が今国会をモリカケ再追及からスタートさせたのは大正解である。江田も要求したが、その先の安倍昭恵、加計孝太郎の国会招致がどんどん現実化しつつあるようだ。安倍答弁に納得せずが国民の7割以上だ。世論の追い風を受けて、野党議員は連携プレーで「諸悪の根源」安倍晋三をとことん追い込んでもらいたいものである。 (大場光太郎・記)-