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東京23区内、来年3月入居予定です。
今年は日照も少なく大雨が多かったように思いますが、マンションの基礎やコンクリートに
何か影響はありますでしょうか?
[スレ作成日時]2006-09-30 04:45:00
東京23区内、来年3月入居予定です。
今年は日照も少なく大雨が多かったように思いますが、マンションの基礎やコンクリートに
何か影響はありますでしょうか?
[スレ作成日時]2006-09-30 04:45:00
ゼネコンボーイさんがこんな回答してます。
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/4992/
No99
雨天時を気にされるとは、素晴らしい気遣いです。まさか、購入マンションの各階の
打設日まで情報をお持ちでないでないと思いますが、その階購入者の方々もは打設日
現場公開となれば、よりよいコンクリート打設になること間違いなしですね。
(一般に、施工中は安全上、工事関係者以外を安易に入れることはしません)
さて、基本的に雨天は避けるべきですが、生コンはある程度以上前に予約して
おかないと、直前での予定変更ができません。翌日とかは他の現場で埋まっており、
生コンがとれないからです。しかし、雨が続いているようだと、他現場の工程も
遅れ気味になるので、連絡する価値はあります。実際に小雨が一時雨とかで予想される
場合には、ずらさずに打設することが多いようです。打設表面のノロ分が洗われる
ようなことさえなければ、雨水はどこかに流れていくからです。それでも心配な場合
は、単位水量を低めにした生コンに切り替えます。(スランプ18→15cmとか)
スラブまで打ち上げてほぼ硬くなった後の小雨は恵みの雨で、養生する手間が省けます。
まだ硬くない内に打たれると、スラブ表層のモルタル層が流れて、後の補修代が莫大に
なります。壁打設中に大雨になっても対応が大変になります。いずれにしても雨量が
多いと予想される時は、延期の選択が賢明です。
No102
まず、コンクリート硬化時の湿潤養生のおはなしからします。
コンクリートはセメントと水が反応して、各種水和硬化物を生成することで固まり
ますが、スラブ打設後に表面の水分が急激に乾燥していくと、本来の水和反応に必要な
水分が不足します。そうなれば、数日後に思い出したように湿潤養生しても、もとの
打設直後の湿潤養生に比較して、強度がやや落ちることが実験で確認されています。
よって先のJASS5では、この湿潤養生期間を普通コンで5日以上と規定しています。
ところが、マンション建築では、この湿潤養生を行うと、翌日の墨出しができなく
なるので、これを実施している現場はまずありません。これをたてに購入者が
クレームを出しても工期優先の社会慣行なので、意味をなさないでしょう。
工期を阻害しない対策としては、打設翌日職人さんが帰った後に翌朝乾く程度に散水する。
二重床仕様でもできるだけスラブ上面の仕上げを金ごて押さえの仕様にして、
スラブ上面の乾燥を軽減する。(二重床の場合、打設時の均しで終わりが多い)
風による乾燥を軽減するために、外部足場のシート養生を高めにする。
などですが、そもそも建築のコンクリートは、強度補正や寒い時の温度補正で、
設計基準強度超の余裕ある強度のコンクリートで打設しているので、マンションスラブ
の上皮層部分の強度も長期にはそれを超えているであろうとも推測します。
マンション以外の建築物で、例えば工場や倉庫の土間などはひび割れ対策もあり、
積極的に湿潤養生しています。