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まさかご存じないはずもないが、新聞というよりは報道には、守らなければならない原則がある。
事実をありのままに伝え、客観報道を守らなければならないということだ。
さて、校閲部長深山茂氏のあげた新聞の3原則とやらを見てみよう。
第1条 新聞は読者にこびを売ってはならない
第2条 新聞は読者から与えられた要望に応えなければならない
第3条 新聞は頑固に主張を守り、ぶれてはならない
あげられた第1条は、言うまでもなく当たり前のことだ。
いまさら自戒を込めて原則ごときにあげるようでは、一体何の仕事をしていたのかと不思議に思う。
そして、第2条・第3条は、見方によっては報道の原則に反するものではなかろうか?
報道は、読者の要望があろうがなかろうが、伝えるべきとことは伝え、どんなに要望が強かろうが伝えるべきでないことは伝えないという態度を、「頑固に守り」「ぶれない」べきだ。
守るべきは「主張」ではない。
社説や解説などで、新聞社や記者の主張を披露するのは必要なことでもある。
しかし基本はあくまで、事実の客観報道だ。
校閲部長ともあろう人が、この程度の見識しかないようでは、政治家への3原則をあげた提言など知れたものだと思われる。
[スレ作成日時]2010-12-18 14:50:22