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参院予算委員会は5日午前、安倍晋三首相と全閣僚が出席し、2018年度第1次補正予算案に関する基本的質疑に入った。
山下貴司法相は政府が拡大を目指す外国人労働者の受け入れ人数について「見込み数を近日中に示したい」と述べた。立憲民主党の蓮舫参院幹事長に対する答弁。
山下氏は、外国人受け入れ人数に関し、「法案審査に資するようにしっかり出していきたい」とも語った。新たな在留資格「特定技能」に求められる水準については、「所管省庁と緊密に連携した上で今後、決めていく」と説明した。
蓮舫氏は、自民党の杉田水脈衆院議員がLGBT(性的少数者)のカップルを「生産性がない」と表現した問題もただした。首相は「子どもをつくる、つくらないということに関し、生産性という概念を当てはめるのは間違っている」との認識を示した。
自民党の山本一太参院政審会長は「安倍1強」の政治状況に触れた上で「国会運営を丁寧に、謙虚にやっていくか」と尋ねた。首相は「(在職期間が)長くなることによって横着になったとか、傲慢(ごうまん)になったと思われないよう、常に自戒しながら謙虚に、丁寧に頑張っていきたい」と語った。