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この間、某所で発泡吹付けの耐用年数を聞いたら、
「半永久的です」と言われて、「え?」と思ったのですが、
本当でしょうか?
これをきっかけに、各種断熱材の長所、短所を語っていただければと思います。
一般論だけでなく、「実際○○を選んだが、何年経ったらこうだった」
「施工する立場からするとこうだ」というようなお話も
お聞かせいただければと思います。
[スレ作成日時]2012-04-08 12:24:18
この間、某所で発泡吹付けの耐用年数を聞いたら、
「半永久的です」と言われて、「え?」と思ったのですが、
本当でしょうか?
これをきっかけに、各種断熱材の長所、短所を語っていただければと思います。
一般論だけでなく、「実際○○を選んだが、何年経ったらこうだった」
「施工する立場からするとこうだ」というようなお話も
お聞かせいただければと思います。
[スレ作成日時]2012-04-08 12:24:18
>181
グラスウール、セルロースファイバー、アクアフォーム、それぞれに良い点在りますので挙げてみますね。
グラスウールはこちらでも多くのコメントがありますが、安価に断熱をする事が出来る素材となります。
ただし私の知る限り専門の施工業者はおらず、現場の大工などその建築に関わった職人が施工を行う事が殆どです。
メーカーが推奨する様な高い精度で施工が行われるかは、請負った建築会社や作業を行う職人の断熱工事に対する認識や姿勢に頼る所が多くなります。
その為に、竣工時の出来栄えに差が生じやすい断熱工法となりますが、きちんと施工がされていれば、省エネルギー基準を十分に満たす性能を有する建材です。
セルロースファイバーは古紙(主にアメリカの古新聞と聞きますが・・・)を細かくし、防腐や防虫、防火としてホウ酸を含ませた物だと聞きます。
施工は専門の業者により、壁に貼った気密シートの内側に高い密度で吹き込まれる作業が行われ、完了後には気密シートを破いても落ちてこない程に詰められるそうです。
しかし密度が高くても接着材を混ぜる訳では無いので、何十年かするうちに自重で下に落ちてくる、といった懸念もあると聞きます。
また他の断熱材と最も違う点は、防音性能の良さです。動画サイトでも防音性能を示す画像を見る事が出来ますが、古紙を高い密度で詰めるので、自重が重くなり遮音の特徴が現れるのだそうです。
セルロースファイバーの断熱工事は、行う職人がまだ少なく、施工単価も高いそうですが、施工後は断熱・防音を兼ね備えた家となります。
アクアフォームですが、発砲ウレタン系の断熱となります。
この工事についてはあまり詳しくは無いのですが、施工は専門の業者により行われて、圧縮空気による吹き付け作業のお陰で、狭い個所にも充填する事が出来るそうです。
また壁面へ密着するので、経年で下に落ちるといった事も無いと聞きます。しかし大きな地震で家が揺らされると、密着面が剥がれる、と言う事も耳にはします。
施工額はセルロースファイバーとグラスウール断熱の間、といった様でしょうか。
工事の期間も短く、何より隙間への納まりの良さが定評の断熱なようです。
3つの工法について私が知る所を挙げてみました。
工事を依頼している建築会社なり工務店が、断熱工事の意味をきちんと理解して精度の高い仕事をしてくれるのであれば、グラスウール断熱がコスト的に優れてくると思います。
しかし専門職で無い人手による作業に疑問があったり、隙間の処理などに不安がある場合は、アクアフォームが良いのではないでしょうか。
セルロースファイバーは、十分に予算があれば取り入れたい、といった工法と思います。
出来れば一度、依頼されている建築会社なり工務店が行っている現場を見学させてもらうと良いと思います。そこでグラスウール断熱の処理に疑問があれば、質疑を行うのが良いです。
それでも不安がぬぐえない場合は、アクアフォームを取り入れる、といった事で後は予算と見積もり額を比較されてはいかがかと思います。