ダイワさんが売れ残り戸分の修繕積立金などの分担金を出すのは当然です。入居者と同じ立ち位置で負担義務があります。しかし、それ以上の負担をする義務はありませんのでダイワに過度の期待をするのは無理でしょう。もしもそれ以上の負担がされるとしたら、誰にでも分かるような容易に証明できるような明らかな欠陥があったような場合に限られるでしょう。残念ながら大地震でうっくずれたのは欠陥とは言えないでしょう。
管理組合で地震保険に入っていれば保険金は出ますが、建物が倒壊したわけではないのでおそらく一戸あたりだと何十万円程度で共用部の総補修費はまかなえないでしょう。まかなえない部分は管理組合=入居者以外に負担する者はいません。
修繕積立金は管理組合=入居者が積み立てている自分たちのものですから、総会の決議で修繕積立金を地震の補修費に流用して充てることは可能です。しかし、修繕積立金は地震被害のために積み立てたものではなく、将来の修繕費用を食いつぶすことになりますから、地震被害補修費を一括で徴収するか、毎月の修繕積立金を大幅に引き上げるか、将来の修繕をせずに建物劣化の加速を招くか、などの選択肢があります。
その前の問題として地震補修費用が地震保険金と修繕積立金でまかなえるればよいのですが、不足する場合も考えられます。
今後、売れ残り戸を買う人は補修費用の分担金はどうなるのでしょうね。購入金額に含まれるのか別途なのか。重要事項説明書には書いてあるだろうとは思いますが。