地盤改良工事（表層改良）について

鋼管杭だったので表層改良の経験ではありませんが…

＞施工者の工務店さんいわく、"これをしておかないと、地盤保障が受けられない”とのこと。
ＪＩＯなど保険会社系の保証はやはり受けられないと思います。結局、地盤が歪めば構造にも影響が出るので、地盤の保証はいらないから建物の保証だけしてってわけにもいかないし。別に地盤改良は義務ではないのでやらないという選択もありますが、会社によっては施工を受けてもらえない可能性もあります。いくら施主が自己責任だから地盤改良はやらなくていいと言ったところで、いざ沈下が起きれば文句もいうでしょうし、噂には地盤改良の有無なんか関係なくあそこで建てた家が沈下したってなりますからね。

＞こうした地盤補強工事が必要か、他施工者から相見積もりはとれるのか
保険としてしておいた方が万が一の沈下のときに後悔をしなくていいこと、改良をした上での沈下であれば金銭的な補填が受けられることから個人的にはやった方がいいと思ったし、やりました。
他の業者とのことですが、可否は微妙ですね。安いからといって取引実績のない会社で工事すると、将来的な保障に対してどこまで信用できるかという問題が生じることが考えられます。あとは保証会社の保証を受けるには、そこで指定された方法と認定された業者での工事が必要だったように思います。
依頼先で複数の地盤改良工事の会社と付き合いがあるなら可能かもしれません。あとは、家本体も含めて他のＨＭや工務店で見積もりをとってみれば工事内容の妥当性、金額の妥当性がわかると思いますよ。

ちなみに私は倍かかっているので、表層改良の金額の妥当性はともかく安いって印象です。

まず、表層からGL-1.5ｍまでに自沈層があるとの事ですね。
設計GLがわかりませんが、現状のGLとほぼ変わらないとすれば。
根入れ深度（基礎の底になる位置）大体でGL-0.7m前後＝GL-0.7m〜GL-1.5mまでの厚さ約80㎝が軟弱層になります。
GL-1.5mまでの土質がわかりませんが、盛土であれば改良しといた方が良いと思います。
また、関東ロームや沖積層などは100ｋ自沈の場合、改良を施さなくても良い場合があります。
安全側を考えればしておいて損はないと思います。
GL-2.0m以内の軟弱層に対して行う改良は表層が適しています。
GL-8.0m付近までの軟弱層に対しては杭系改良が適しています。（種類は色々ありますが。。）

表層改良の金額に関しては、私が知っている限り、2日工事ですと大体、70前後、3日工事ですと
大体、80前後と考えています。（あくまでも参考でお願いします。）

早速の丁寧なコメントをどうもありがとうございました。施工者の工務店さんいわく、"地盤の保障ができないとなると、自分がリスクを負うことになる”だそうで、保障を考えると改良するしかないかなと思ってます。
ただ、工事の費用そのものは、できたら（たとえ実施が保障との関連として無理でも）相見積もりしたいと思います。
表層改良というので、たぶん他の工法よりは安いのかもしれませんが、このへん一帯は地盤が固いと聞いており、予期しなかったため、正直自分は結果が出てきてかなり驚いたので、ご経験含めガイドありがとうございました。

うちも表層1.0〜1.5mが自沈層ですが表層改良はしていません。基礎下の土を掘削し、砕石を敷いて転圧（締め固め）した上でベタ基礎を施工しました。ＨＭの説明では、この方法で問題ないとのことです。表層改良は建物周辺の土もだめにしてしまうのでお勧めできない、とのことでした。
自沈層というといかにも建物が沈みそうなイメージがありますが、沈下が起こるかどうかを精度良く推定するのは難しいようです。地盤の変化が少ない平坦な土地であれば、近隣の建物の状況から判断するのが最も確実だと思われます。隣近所が住宅地で地盤改良なしでも建物が沈下を起こしていないならば、ＳＳ試験の数値が多少悪くても改良不要の十分な根拠になります。うちの場合はそのような状況に加えて、建て替えでしたからＨＭの説明に納得して何の心配もしていません。
近年は住宅や地盤の保証制度ができたおかげで無用な地盤改良工事が増えているようです。改良とはいっても金銭以外のデメリットもありますので、「やっておいたほうが安心だ」と考える前に周辺の建物状況をよく把握して判断されるのが良いと思います。

具体的なご経験からのアドバイスありがとうございます。
本当に、金銭的なデメリットもですが、"周辺の土をだめにする”ということもあるのですか。私も自分自身"保障”という言葉に踊らされている感があります。ですが、調査する会社が同時に提案、施工って結局施工するのが商売だからでしょうと、この度の状況自身納得いかない状況ですので、相見積もりまではかけたうえで見ようかと思ってます。私の場合
周辺の建物は、同じく新築ばかりで（大手不動産会社の分譲宅地）、自枕の状況はわかりませんし、予想も不能です。結局なんらかの工事を入れることになりそうですが、ここでセカンドオピニオン聞けたので納得の上で進めそうです。

土質によりますが、施工費は30万ぐらいでできると思います。工務店の利益および保険代が乗っかると。50万でしょうね。知り合いに地盤改良屋がいると言って相見積を取られてはいかがでしょう。

地盤調査と改良工事はどうも同じ会社がやってたり、グループで受けているのがほとんどと聞きます。かなり前ですがガッチリマンデー(TV番組)で地盤調査のセカンドオピニオンを無料でやる会社の社長が出てて、工務店に依頼したら約８０万円の改良が無しになりました。結局８０万円分カーテン等々で消えましたが

表層改良なら基礎工事の鳶土工業者さんが
基礎工事前にそのまま地盤改良までやれるのが
実はわりと普通だったりします。

そしてその費用なんて、まあ基礎工事のおまけ
みたいなものです。

簡易に終わる表層改良で費用も少ないと、地盤保証に加入できない
地盤保証はあくまで地盤改良工事とセット販売で、地盤の状態は
関係ありません。

>価格が50万程度（改良面積65m2）と言われています。
数年前のデータで20坪、改良１mなら40~50万だったと思うので価格は適正では？
尚、２m以上改良するなら柱状改良の方が安く成る可能性有り。
何れにしても足回りはガッチリ固めておいた方が良いですよ、家が建ってから出来ないですからね。
また、住宅性能の申請をしておくと地盤改良後の評価も有るので安心ですよ。

見える処だけにカネかけるのか、見えない処だからこそカネをかけるのか、施主の家づくりの考え方次第。
我が家は都内で建替え時、鉄骨でしたしのでNo2さんの様に、地盤も良くなかったので鋼管杭打ちでしたけど。
（近所も鉄筋、鉄骨造は全て杭打ち。）