マンション市況について 近郊、郊外エリア内でも2極化へ

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今回は少々厳しい内容を書きます。

現在の新築マンション市況についてですが、都心エリアと近郊、郊外エリアで2極化しているという話はよく耳にします。どんなに高くても都心の好立地はすぐに売れてしまうがいくら安くても近郊、郊外エリアでは売れ行きが悪いと。

マンマニは近郊、郊外エリアを主に見学していますが、このエリア内でも2極化しています。先日読者様からリクエストをいただき某物件の現地モデルルームを見学してきました。

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※写真はイメージです。本記事とは一切関係ありません。

最寄り駅までは徒歩20分を超えるため基本的にはバス便となり、立地の面では10点くらいです。しかしながら設備はディスポーザーを初めてとしてフルスペックで90点以上、価格に関しても坪単価100万円程度の部屋もあり、表面上の価格でいうと2000万円を切る部屋もありますから買いやすさという点では100点です。

しかしながらこちらのマンション、竣工から半年経つのに2割程度しか売れていないのです。。。

駐輪場はガラガラ、敷地内駐車場もガラガラ。。。販売代理の物件なのですが売主に対して「もう限界です」と告げる日も近い???

近郊、郊外エリアでもパークホームズLaLa湘南平塚などなど、売れ行き好調のマンションはたくさんあります。しかし、その反面まったくと言っていいほど動きが鈍い物件も増えてきました。

一つ感じることは「価格の魅力だけでは選ばれなくなった」ということです。一昔前であればバス便で立地も厳しいけど安いから・・と売れていたものの、今では価格の問題ではなく、そもそも価格が安いということだけではマンションが売れない時代へと変化していると。

これはあくまで予想ですが、2,3年以内にアウトレットマンションが再来するのではないかと思っています。アウトレットマンションという謳い文句はしていませんが、北総線で大手電鉄さんが供給していた新築未入居の大規模マンションも他社へまとめ売りして売主が変更になっています。坪単価は90万円程度、さすがに売主を変更してからは売れ行きは良いようです。このように価格を下げて売れるのであればまだいいのですが、一番怖いのはアウトレットマンションにしたにもかかわらず売れない時代が来てしまうことです。坪単価100万円を切ろうが買い手がいない・・・こうなったときは・・・。考えるだけで怖いです。

今後新築マンションの供給というのは減っていく時代です。絶対的に売れるようなマンションしか供給されなくなってくるのではないでしょうか。だからこそ今が新築マンションの買い時であるという見方もできます。日本人は新築好きが多いですし、実際にマンマニも新築が好きです。

今買える状況の人は今ある中から最善の物を選択する。というのも一つの手かとは思います。

今回は悲観的な記事になってしまいましたが明るい未来もあるはずだと期待しています。将来的に新築マンションの供給が減り、中古マンションの流通が増えることになると「差別化」が必要になってきます。例えば新築マンションのIT化ですね!コンシェルジュカウンターにロボットが配置されることが珍しくなくなる時代も近いはずです。ただ箱を提供するのではなくて生活そのものを提供するとでも言いましょうか。造れば売れるという時代が終わりになることはエンドユーザーにとっては悪いことではないはずです。

今回見学したマンションの売れ行きにも注目しつつ、マンション市況をウォッチしていきたいと思います!

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マンマニくん

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