引越し業者への見積もり時の注意点は?業者を決めるポイントも徹底解説

引越し業者

引越し先や引越し予定日が決まったあとは、引越し業者を決めなくてはいけません。その際にはまず業者に見積もりを依頼する必要がありますが、

「見積もりまでに何を準備したらいいの?」
「見積もり当日に何に注意するべき?」

といった悩みを抱えている方も少なくないはず。

引越し業者の見積もりは、家の中に入って調べる訪問見積もりが一般的なので、不安を感じている方も多いでしょう。

そこで本記事では、引越しの見積もりをするときに知っておくべき注意点などを中心に、見積もりの流れやポイントを整理しながら解説していきます。引越し初心者の方はぜひ本記事を参考にしてください。

この記事からわかること
  • 引越し業者に見積もりを依頼するときは複数業者に依頼する
  • 訪問見積もり当日までに運んでもらう荷物を確認しておく
  • 見積書は値段だけでなく、内容、条件、オプションなどもチェックする

1. 引越しの見積もりの流れ

引越し日

引越し業者の見積もりは、業者が実際に家に訪問して荷物量を確認する「訪問見積もり」という方法が一般的です。当日は立ち会う必要があるため、時間も手間もかかりますが、正確かつ具体的な料金で見積もりを出してもらえます。

ここからは、見積もりを依頼するまでの過程実際に業者が家に訪問する当日の流れを解説していきます。

1-1. 見積もりは引越しの1ヶ月前がおすすめ

基本的には新居が決まったらすぐ見積もりを依頼するのがよいでしょう。早ければ早いほど希望日で引越しできる可能性が高くなります。

一般的に時期の目安としては、少なくとも1ヶ月前に依頼できるとよいので参考にしておいてください。

繁忙期の見積もり依頼は注意
引越し業者の繁忙期である2〜4月はスケジュールが埋まりやすいので、余裕をもって1ヶ月以上前に依頼するのがおすすめ。

1-2. 見積もりを依頼する方法

見積もりを依頼する方法
  • 直接引越し業者に連絡をする
  • 一括見積もりサイトで複数社に依頼する

業者に電話をして依頼する

引越し業者のウェブサイトなどから、その業者の問い合わせ窓口コールセンターに連絡します。主に伝える情報としては以下の項目が挙げられます。

  • 名前
  • 引越し前の住所、新居の住所
  • 電話番号
  • 連絡のつきやすい時間帯

上記のヒアリングが終わったら、次に実際に訪問見積もりを行う営業支店から折り返しの連絡があります。その際に日程調整が行われるので、見積もりの希望日時も折り返しの連絡を待っている間に準備しておきましょう。

もし過去にその業者を利用して引越しを行ったことがある場合は、業者側に前回の情報が残っています。前回の引越し時と荷物量が大きく変わらないのであれば、訪問見積もりは行われません。

2. 一括見積もりサイトで依頼する

複数の引越し業者に見積もりを依頼する「相見積もり」という方法があります。見積もりを比較できるので、適正な価格でお得に引越しできるのがメリットです。その際、一つひとつ自分で引越し業者を探して連絡していくのは時間も手間もかかってしまいます。

そこで「一括見積もりサイト」を積極的に利用するのも一つの方法です。

一括見積もりサイトとは?
一括見積もりサイトとは、複数業者に一括で見積もりを依頼できるサービスのこと。

自分で複数業者にコンタクトを取るより圧倒的に手間が省けるので活用していきましょう。

1-3. 訪問見積もり当日の流れ

訪問見積もり当日の流れを解説していきます。1つの業者につき、だいたいの所要時間は30分〜1時間です。

当日の流れ
  • 1. 荷物量のチェック
  • 2. 日程・作業内容の確認
  • 3. 会社への確認
  • 4. 見積書の作成
  • 5. 引越約款の確認
  • 6. 無料ダンボールの受け渡し

荷物量のチェック

実際に目視で営業担当者が荷物量を確認し、下記を算出します。

  • 必要なトラックの大きさ
  • 作業時間
  • 電気工事の有無
  • 作業員の人数

ここで運んでもらう荷物は全て洗い出しておく必要があるので、家の外に保管している荷物がある場合は、忘れずに伝えておきましょう。

日程、作業内容の確認

引越しの希望日や希望の開始時間を伝えて対応してもらえるか確認しましょう。また作業内容を把握するため、以下の内容をヒアリングされます。

  • 梱包作業の有無
  • エアコンの移設工事の有無
  • 電気工事の有無
  • 不用品処分の有無
  • 自動車やバイクなどの運送の有無
  • ピアノ運送の有無
  • 壊れやすいものの運送の有無

上記の内容をすぐに伝えられると業者もスムーズに見積もりを進められるので事前に情報を整理しておきましょう。

会社への確認

作業内容や、引越しの希望日時を把握したうえで、営業担当者が対応できるか会社に確認を取ります。この時、その場で営業担当者が独断で決めるわけではないので、注意してください。

見積書の作成

会社から承認が取れたら、確認した内容で見積書が作成されます。その見積書を使用して、担当者から説明を受けます。その時に、安さだけで即決するのではなく、慎重に話を聞くようにしましょう。

担当者によっては、営業トークになりすぎる場合があるので注意が必要です。受け身になりすぎず、「どうしてこの料金になるのか」など料金の根拠などをこちらからも尋ねることで、見積もりが適正なのかを判断できます。

引越約款の確認

引越約款とは、国土交通省が定めた「標準引越運送約款」という引越しに基づくルールのことです。見積もり概算の出し方や、依頼をキャンセルをするときの決まりなどが記載されています。一般的にはこの「標準引越運送約款」が利用されていますが、中には独自の引越約款を利用している場合があるため確認が必要です。

念のため最初に「標準引越運送約款」に目を通しておくのがおすすめです。独自の引越運送約款を利用をしている業者にあたった場合は、どんな点が「標準引越運送約款」と異なるのか説明してもらうといいでしょう。

無料ダンボールの受け渡し

依頼する業者と契約を交わしたら、ダンボールなどの梱包材を送ってもらいます。業者によって無料でサービスしてもらえる量はさまざまなので、確認してみましょう。梱包材を受け取ったら、実際に荷造りを始めます。

2. 引越し業者の訪問見積もり前にすべきこと

訪問見積もり前に確認

訪問見積もり日が決まったら、準備しなければいけないことがいくつかあります。以下を確認しながら依頼する前の準備を進めていきましょう。

2-1. 訪問見積もりも相見積もりにする

引越し業者選びを成功させるには複数業者から見積もりを取得する相見積もりがおすすめです。

相見積もりをする場合は午前中、昼、夕方などで分散して3〜4社を1日で済ませるといいでしょう。複数業者から見積もりを取ることでかかる費用などの比較ができます。

2-2. 運んでもらう荷物を決める

引越し料金は、運ぶ荷物の量や種類で決まるので、正確な荷物の量を事前に把握しておく必要があります。具体的には、引越しで使うトラックの大きさ、作業時間、作業員の人数などで業者は概算していきます。

荷物の伝え漏れに注意
運ぶ荷物の伝え漏れがあると、追加料金がかかる可能性があるので注意してください。

荷物の量は多ければ多いほど料金はかかるので、自分で運べそうな荷物を確認しておくことで、引越し費用を少しでも抑えることに繋がります。

大型家具は事前にサイズを測っておくことでスムーズに確認作業ができるので、余裕があれば確認しておくといいでしょう。また、植物、ピアノ、絵画など運ぶときに注意が必要なものは別料金がかかる可能性があります。

2-3. 不用品の処分方法を決める

不用品の処理は、引越し業者によって別料金が発生する場合があります。できれば事前に処分方法を決めておくのがいいでしょう。安く済ませるのであれば、自治体の粗大ゴミ回収が一番おすすめです。

またオークションサイトで売ったり、友人に譲ったりして上手く処分しているケースもあるので、上手に活用していきましょう。

2-4. 新居の情報を整理しておく

見積もりする際には、新居である引越し先の情報も重要です。引越し業者は、移動距離や建物の周辺環境などからトラックの大きさや作業員の人数を決めます。

具体的には、新居の住所、建物の階数、エレベーターの有無を確認しておきましょう。

  • 建物の近くにトラックを停められるか
  • トラックが入れる道幅があるか

上記ついても、すぐ返答できるよう準備しておいてください。

3. 引越し業者への見積もり時の5つの注意点

引越し業者と見積もり

ここからは訪問見積もりをするときに注意しておきたい点を紹介していきます。

「後から追加料金が判明した」「最初受けた説明と違う」などといったトラブルに繋がらないようにするためにも、事前に押さえておきましょう。

3-1 . 金額だけ聞くのはNG

どれだけ急いでいても、営業担当者が来てからすぐに金額だけを聞いたり、最初から値切ったりするのはやめましょう。引越し業者は実際に荷物量を確認したり、詳細なヒアリングをしたりしないと適切な金額を把握できません。

もし用事があって急いでいるのであれば、最初にその旨を業者に伝えれば時間を調整してくれる場合もあります。

3-2. どの業者にも同じ条件で伝える

複数業者に見積もりを依頼し、料金を適正に比較するには、どの業者にも同じ条件で荷物量を伝える必要があります。1社目の見積もりが終わったあとに、運ばなければいけない荷物がさらに出てきてしまったという事態がないように、事前にしっかりと荷物量を把握しておきましょう。

3-3. 複数業者の訪問見積もりを同時間帯にしない

同じ日で複数業者に見積もり依頼するのは問題ありませんが、同じ時間帯に業者を呼ぶのは避けましょう。

同時に済ませれば効率的だと考える方もいるかもしれませんが、基本的におすすめしません。なぜなら家の中をくまなくチェックしていくため、複数業者を同時に対応していくことは難しいからです。また、じっくりと詳細を話すことや値段についての話し合いなどもしにくくなります。

業者によっては他社と同時だと見積もりを断られることもあるので注意してください。

3-4. 口約束をしない

訪問見積もりのときに来た営業担当者が引越し当日に来るとは限りません。見積もり時に口約束するのは避けましょう。

営業担当者も契約を取ることを目的としているため、過剰なサービストークをしている可能性があります。後になって話が違ったということがないように、条件やサービスは全て見積書に記載してもらうようにしましょう。

3-5. 検討中ならダンボールなどは受け取らない

ダンボールなどの梱包材は、契約後の無料サービスである場合がほとんどです。契約前にダンボールを受け取ってしまうと、後から自費で返却しなければいけない可能性があります。

もし「無料で差し上げています」といわれても、後々トラブルに繋がりかねないので受け取らない方がいいでしょう。

4. 引越し業者を決めるときのポイント

引越し業者を決めるポイント

相見積もりをした場合、依頼した業者の中から料金などやサービス内容を比較し決める必要があります。その際の業者を選ぶときのコツやポイントを解説していきます。

4-1. 即答しない

引越し業者は契約を取るために「今決めたら◯◯円安くなります」といった営業トークを展開することがあります。値下げするためにわざと元々の金額を高めに見積もりしておくケースもあります。その場で決めてもらうよう契約を急かされたら注意しましょう。

特に1社目の見積もりであれば、他社との相場がわからないので即決しない方がよいでしょう。

もし押しに負けそうになったら、「自分だけでは決められない」と伝えるのがおすすめです。「両親や配偶者にも相談したい」など、了承を得なければいけない存在がいることを伝えるとよいでしょう。

4-2. 見積書は隅々までチェック

複数業者からの見積書が揃ったら、以下の点に注意しながらチェックしていきましょう。

  • 引越し日時
  • 作業内容と条件
  • トラックのサイズ、作業員の人数
  • 料金
  • オプションサービスの有無
  • 荷物の破損などトラブルが起きたときの保証の有無
  • 追加料金が発生する可能性があるか

料金の欄だけ見て安いからと判断せずに、条件やサービス内容なども見て総合的に判断するよう心がけましょう。

4-3. 口コミは要確認

引越し業者を選ぶときは、口コミなどの評判は確認しておきましょう。検索で出てくる情報はもちろん、SNSなどで業者の名前を入れて調べるとリアルな口コミがわかります。

調べる際は以下のポイントを重視してみてください。

  • 担当者の対応
  • 引越し作業の丁寧さ
  • あとから不当な追加料金の請求をされていないか

安価だからといって値段だけで業者を選んでも、肝心の運搬作業が雑で大事な荷物を破損されたというケースもあります。妥当な値段で丁寧なサービスを提供してくれる業者を選ぶためにも、上記のポイントがクリアされているか慎重に判断していきましょう。

口コミ評価の高い引越し業者を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

5. 引越し業者の見積もりでよくある疑問

引っ越し業者の見積もりで生じる疑問

初めて引越しする方が疑問に感じるポイントや、不安になりそうな点をまとめたので以下でそれぞれ解説していきます。引越し初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

  • 気に入らなかったらどう断ればいいの? 直接断るのが苦手な方は、メールや電話で断るのをおすすめします。また、対応してもらった営業担当者に連絡するより、コールセンターや問い合わせ窓口に断りを入れるほうがスムーズに対応してもらえます。いずれにしても業者が決まったら、他の業者には早めに断りの連絡を入れておきましょう。
  • 見積もりで値切ってもいいの? 結論からいうと、値切りの交渉をするのは全く問題ありません。荷物チェックやヒアリングが終わり、営業担当者が見積書を提示してきたときが、交渉のタイミングです。事前に他社の見積書があれば、その業者の値段を比較対象に出してみるのも一つの方法です。ほかにも、具体的に希望額を伝えて、どこまで値段を近づけられるか伝えてみるのもいいでしょう。
  • 一人暮らしの女性で訪問見積もりを避けたい場合はどうすればよい? 心配な方は事前に業者に相談すると、女性の担当者で対応してもらえる場合もあります。女性向けのサービスを行う業者もあるので、その中から検討しましょう。一人暮らしであれば、そこまで荷物量も多くないので、訪問ではなく電話やオンラインでの見積もりも活用するとよいでしょう。
  • 新居が決まってなくてもいい? 新居の住所が決まっていなくても、だいたいの引越し先のエリアが決まっていれば大まかな見積もりを出すのは可能です。見積もりは、荷物量、移動距離、建物の条件などが判断材料なので、詳細な住所は決まっていなくても「〇〇市〇〇区」までエリアが分かっていれば見積もり依頼はできます。もし引越し日時が先に決まっているのであれば、日にちを確実に押さえるためにも早めに予約を取ってしまうのもよいでしょう。その場合は詳細な住所が決まった後、どんな追加料金が発生する可能性があるのか事前に確認しておくのが重要です。

まとめ

引越し業者に見積もりを依頼する際に重要なことは、複数業者から相見積もりを取って比較することです。事前にオンライン見積もりなどを利用して、あらかじめ引越し費用の相場を把握しておくと業者選びの目安になります。

訪問見積もりでは、値段だけではなくサービスの内容や追加料金の発生有無、担当者の対応など総合的に判断しましょう。ぜひ本記事を参考に、あなたにあう最適な引越し業者を選んでくださいね。

※この記事は2021年8月6日に調査・ライティングをした記事です。
※本記事の価格はすべて税込で表記しております。

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