引越し業者の荷物預かりサービスとは?メリット・デメリットから解説

引越しの際に荷物整理をしていると、新居に持っていけない荷物や一時的にどこかで保管しておいてもらいたい荷物などが出る場合があります。そのようなときに役立つのが、引越し業者の荷物預かりサービスです。

しかし、体的にどのようなサービスなのか、料金の目安はどのくらいなのかなど、詳しい内容がよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では荷物預かりサービス全般についてわかりやすく解説します。一時的に預かってほしい荷物がある方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

この記事からわかること
  • 引越し業者とトランクルームが荷物預かりサービスに対応している
  • 引越し業者のサービスは持ち運びにくい荷物に向いている
  • トランクルームは出し入れ自由

1. 荷物預かりサービスとは

引越しで一時保管している荷物

荷物預かりサービスとは、手元に置いておけない、あるいは持ち運べない荷物を一時的に保管してくれるサービスのことです。たとえば次のような場合に役立ちます。

こんなときに便利
  • 家を建て替える間荷物を預かってほしい
  • リフォーム中でほかの部屋に荷物を置いておけない
  • 引越しの際、入居と退去のタイミングがずれてしまい荷物を置く場所がない
  • 新居には置けないが、思い入れのある品なので別の場所で保管したい

一般的には荷物預かりのための倉庫が用意され、そこに荷物を運び入れるかたちになります。

2. 荷物預かりサービスを提供している業者は2つ

荷物預かりサービスの保管場所

荷物預かりサービスを実施している業者は、大きく分けて2種類存在します。

2-1. 引越し業者

荷物預かり単体でサービスを提供していることは少なく、基本的に引越し作業のついでとして荷物を預かってくれます。預かり期間は最大半年程度で、期間によって保管場所が異なることがあります。1~2日程度であれば、そのまま運搬するトラックから下ろさず保管するのが一般的です。それ以上は会社の保有するコンテナや、荷物保管専用の倉庫に保管します。

引越し業者のメリット

引越し業者の荷物預かりサービスを利用する最大のメリットは、梱包や搬入の手間がいらないことです。引越し作業の際に依頼した荷物だけ丁寧に梱包して倉庫に運んでくれるので、重い荷物や大型家具でも気軽に依頼できます。基本的に有料ですが、引越しと同時の依頼であれば手続きが簡単で、サービスの一環として追加料金がかからないことが多いのもポイントです。

引越し業者のデメリット

デメリットとしては、自由に荷物を出し入れできないことが挙げられます。好きなときに出し入れできるサービスではなく、あくまで決められた期間まで保管するサービスです。

また、保管場所は決まっているため、保管方法について融通がきかないのもデメリットといえます。たとえば湿気や温度の管理は特にされていないため、美術品や皮革製品、高価な着物など湿気や温度変化に弱いものは保管に向きません

保管の期間に注意
保管の最大期間が決まっているので、数年単位の長期保管には向かない点にも注意が必要です。

おすすめの引越し業者を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

2-2. トランクルーム

荷物の預かりサービスを専門的に扱っている、トランクルームに依頼する方法もあります。トランクルームは屋内型のレンタル収納スペースや、屋外型のコンテナ、あるいはバイク収納専用のコンテナと種類が分かれており、それぞれ向いている用途や荷物が異なります。

トランクルームのメリット

トランクルームは引越し業者に荷物を預けるのとは異なり、荷物の出し入れはいつでも可能です。荷物の保管に特化しているので、トランクルームによっては温度・湿度管理がされておりデリケートな品を保管できる場合もあります。

また、地域によってある程度の料金相場が存在するため、予算内で預けられるところを探したり、特定の期間内でいくらかかるのかを自分で見積もることもできます。

「優良トランクルーム」業者がおすすめ
「保管場所や保管方法、保管性能が明確である」、「相談窓口を設置している」など一定条件を満たしたトランクルームは、国土交通省によって「優良トランクルーム」業者として認定されています。

トランクルームのデメリット

荷物の出し入れが自由な一方で、荷物の搬入・搬出はすべて自力で行うのが一般的です。そのため、大型の家具や家電など自力での運搬が難しい荷物は預けにくくなります。

また、料金は地価に左右されるため、同じ大きさのスペースであっても都市部の方が価格が高いです。荷物に対して保険料や手数料、敷金や礼金が上乗せされるのが一般的なため、全体的な費用は引越し業者より高額になります。

2-3. 引越し業者とトランクルームの料金相場

引越し業者とトランクルームでは料金相場が異なります。都内の場合、料金設定の相場としては次の通りです。

業者の種類引越し業者トランクルームトランクルームトランクルーム
広さ1.5畳3畳10畳
月額相場15.000~25,000円
※1~2日程度なら無料の場合も
5,000~25,000円7,000~50,000円30,000~100,000円
備考※最大半年程度
※引越し時のサービスで単独申し込みは不可

トランクルームによっては4畳ほどまでしか契約できない場合もあります。地域によって地価の差が激しく、また業者によってかかるコストが異なることから、同じ都内でも料金が万単位で異なるため注意しましょう。

3. 荷物預かりサービスを利用する流れ

荷物預かりサービスの申し込み

荷物預かりサービスを利用するおおまかな流れは、次の通りです。

引越し業者に依頼する場合
  • 1.見積もり依頼する
  • 2.引越しの際に荷物を搬出・運送してもらう
  • 3.倉庫へ運んでもらう
  • 4.業者が預かり管理する
  • 5.指定の日に荷物を搬入してもらう
トランクルームに依頼する場合
  • 1.見積もり依頼する
  • 2.申し込み手続き・審査
  • 3.荷物を搬出・運送する
  • 4.倉庫へ荷物を入れる
  • 5.業者が預かり管理する
  • 6.出し入れしたいときに荷物を出し入れする

トランクルームの場合、ほとんどの業者で利用開始前に預かり可能な荷物か審査があります。審査には1週間ほどかかるため、早めに申し込みするのがおすすめです。

また、荷物の搬入・運送・搬出は、トランクルームではすべて自力で行います。業者に任せたい場合は引越しの際に、預かりサービスに対応する引越し業者に依頼しましょう。

4. 荷物預かりサービスを利用するときの注意点

荷物預かりサービスを利用するときの注意点

荷物預かりサービスを利用する際は、あらかじめ次のようなことに注意しましょう。

4-1. 荷物の内容やサイズを正確に伝える

引越し業者・トランクルームともに、荷物を預ける際にはどんな荷物かを申告する必要があります。その際、荷物の内容やサイズは正確に伝えましょう。伝えた内容とサイズが異なると搬入に必要な人手が変わる場合や、追加料金が必要になることがあります。また、生ものや壊れやすいデリケートな品、貴重品や危険物など荷物によっては預かれないものもあります。

荷物の詳細の伝え漏れに注意
荷物の内容やサイズを曖昧にしてしまうと、当日トラブルになる可能性が高く、補償外になることもあるため、できるだけ詳しく伝えましょう。

4-2. 繁忙期は利用できないことがある

引越し業者・トランクルームともに繁忙期があり、空きがなく利用できない場合があります。一般的に2~4月の新生活シーズンは荷物の移動が多い繁忙期です。

また、繁忙期によって料金やサービスが変化する可能性もあります。引越し業者であれば1~3ヶ月前に引越しとあわせて、荷物預かりについても予約するのがおすすめです。

4-3. 万一のときの補償を確認しておく

預けた荷物に対しての補償を確認しておきましょう。引越し業者の荷物預かりサービスやトランクルームに関しては、「標準倉庫寄託約款」や「標準トランクルームサービス約款」など国土交通省の定めるルールに基づき管理されます。

また、業者によっては上記とは別に独自のサービス・補償を用意している場合もあります。預けた荷物が万一破損・紛失などにあった場合具体的にどのような補償があるか、あるいは保険をかける場合の料金についてなど、一通り確認しておきましょう。

まとめ

荷物預かりサービスは、引越し業者とトランクルーム業者がそれぞれ対応しています。引越し業者に依頼すれば、持ち運びにくい大型家具や家電でも引越し業者が運搬してくれるのが魅力です。

一方、トランクルームは自力搬入・搬出が基本ですが、出し入れはいつでも自由にできます。それぞれ向き不向きがあるため、自分に合った方を選びましょう。

依頼の際は約款を確認し、万一の荷物の補償についても確認しておくことが大切です。また、これらのサービスは繁忙期だと埋まってしまい利用できないことがあります。早めの予約を心がけましょう。

※この記事は2021年8月6日に調査・ライティングをした記事です。
※本記事の価格はすべて税込で表記しております。

TOPへ