高級マンション一棟リノベ再販という選択肢

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どうも皆様こんにちは。
最近高級賃貸マンションを一棟で買い取り、リノベした後で区分所有として売り出すケースが割と多くみられるように思います。

ホーマットウッドビル(現ウッドヴィル麻布)外観 フリーダムコーポレーションサイトより


例を挙げると・・・()内は売主
フォレスト南平台⇒ザ・ウエストミンスター南平台(GDP1特定目的会社)
レジディアタワー六本木⇒マジェスタワー六本木(東急不動産)
元麻布プレイス⇒MAJES元麻布ガーデンズ(東急不動産、両備HD)
南青山コート⇒ジ・アッパーレジデンス南青山(A.Pアセットマネジメント株式会社)
ホーマットウッドビル⇒ウッドヴィル麻布(NTT都市開発、リビタ)
アーバンパーク代々木公園⇒ルクラス代々木公園(リビタ)
グリーンヒル神山⇒物件名未定(野村不動産)⇒関連日経記事



阪急不動産が取得した神山アンバサダーなんかも一棟リノベしてほしいと思う筆頭ですが、それはさておき。
高級賃貸マンションを一棟リノベしてるのが目立つのにはいくつか理由があると考えています。

1.間取りが広い。新築で同じ広さの部屋を作るとグロスが張りすぎる(パークコート青山やパークハウスグラン南青山とか新築は広くない間取りが多いですよね。)。割安、築年はそれなりだけどそこはヴィンテージ感でカバー。(外人向けも多いので)
2.好立地の物件が多い。以前好立地建て替えの記事でも触れましたが、いい場所に建ってるのが多いんですよね。特にマジェス六本木とか新美の目の前で最高だよなって展覧会に行くたびに言ってる人がいました。
3.しかしながら改修費がかさんではしょうがないので新耐震以降。旧耐震でがんばった高輪グランドパームス(東京ソックス)はえらい!
4.REITやファンドがバルクで買った際にポートフォリオに紛れ込んでしまった高級賃貸物件を早くexitしたいという強い気持ち。なぜファンドやREITが大型住戸高級住戸を手放したいかは間取りの記事で触れましたが、売る側の事情っですね。合コンにブスが混じってたら理由を付けて帰したり下っ端とくっつけてやりたい、それと同じでファンドやREITには扱いづらいタイプの物件はさっさと売ってしまいたい本音があるのです。

開発する側だけでなく、買う側としても安くて広くて場所がよくていいことづくめの一棟リノベものですが、スタート時から築年結構いってるよね問題と修繕積立金全然たまってないよね問題は気をつけた方がいいかもしれません。まあそんなのが問題にならない(足らなければ都度お金を集めればいい)レベルの高級物件も多いので要らぬ心配かもしれませんが。
僕は建て替えになるよりは元の雰囲気を保ってリノベするとかのが好きですが(ホーマットが建て替えで普通のマンションになるのは悲しいとか)皆さまはどうでしょうか?
新築は高い、でも区分のリノベは問題が出たら怖い(売主も小さい会社のことが多いしリノベしていないオーナーもいるので耐用年数への認識の違いがある)、でも一棟リノベなら皆同じスタートで売主も大手が多く安心、みたいなとこはありますので住みたいエリアはあるが新築だと少し手が届かないくらいであれば検討に入れてみるのもいいのではないでしょうか。それでは今日はこんなとこで。

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マンションコミュニティの皆々様方、ごきげんよう。不動産業界に身を置くDJあかいと申します。 この度、スムログという多くの人の目に触れる晴れの舞台をいただきましたので、普段のブログと一味違った学びのある記事を発信していきたいと思います。

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