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マン点

マンションアナリスト。11年間で5,000枚のマンション・チラシを“読破”したマンション・チラシ研究家。一級建築士。

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マン点流!裏ワザ(騒音源住戸を特定する方法)



スムログ読者から生活騒音に悩んでいる旨の相談があった。

DJあかいさんの回答「お便り返し-6 騒音トラブルにはどうしたら?【DJあかい】」に対して、「元理事長」さんから「騒音源が特定されないと動きようがないですね。(中略)ほとんどの場合、注意された相手はキレますよ」とのコメント。

そこで、騒音源住戸を特定し、かつ逆切れされない一石二鳥の方法を紹介しよう。

【もくじ】
生活音苦悩中さんからの相談
騒音は直上階の住戸からとは限らない
騒音源住戸を特定し、かつ逆切れされない方法
マン点流!裏ワザシリーズ
おまけ

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生活音苦悩中さんからの相談

深夜早朝を問わず発生する騒音が直上階から来ているものと思い、直接手紙を投函したところ管理会社から注意された生活音苦悩中さんからの相談。

ブロガーの皆様、お知恵を拝借したく、メッセージいたします。

今、築1年になろうという物件に居住していますが、毎日、運動会かプロレスでもやっているのかというほどの足音や落下音(ドスンやゴトン)、何かを引きずり回すようなズズズズズという生活音に悩んでいます

管理会社に相談したところ「周囲には、生活音トラブルの一番の原因である子供を持つ家庭はない。張り紙で収まるはず」として、新築入居そうそうから張り紙をしてもらいました。
しかしながら、一向に収まる気配はなく、深夜早朝を問わずドスンドスンゴトンゴトンズズズズズの大合唱は続きます。
耐えかねて直接手紙を投函したところ、管理会社から注意されてしまいました。

張り紙しても効果ない、手紙投函は管理会社に叱られるという状況で、最終手段として訴訟すら検討しましたが、管理会社からは「音は上階とは限らない。証拠もないのに訴訟して、違ったらどうするか」と訴訟すら止められて八方ふさがりです。

売却?引っ越しを検討していますが、このご時世、即売に繋がるような人気物件ではないため、遅々として進みません。

音は素人考えですが、上から下に伝わるものと思っていたので、周囲の部屋すべてとなると、もうどうしたらよいかわからず、直接各家庭に直談判するしかないのかと、穏当な解決はできない覚悟を決めるしかないところまで追い詰められた感じです。

マンションに経験深いブロガーの皆様、この現状を打破するためのアイデアをお授けください。
どうか、どうかよろしくお願いいたします。

騒音は直上階の住戸からとは限らない

1階住戸であれば、わが子が走り回る音を気にしなくてもいい、と思っている人はいないだろうか。

たとえ1階の住戸で発生した騒音であっても、コンクリートの柱や壁、床を伝搬した「固体音」が二次音源となって、隣や上階の住戸に騒音として伝わる可能性はゼロではないのである(次図)。

生活音は階上からとは限らない
(固体音が伝搬するイメージ図)

騒音源住戸を特定し、かつ逆切れされない方法

騒音源住戸を特定する方法として、理事会に要望して管理会社からアンケートを出してもらう手がある。

生活音苦悩中さんを含む周辺の住戸に限定して「騒音調査アンケート」を配布するのである(次図)。

騒音源住戸を特定し、かつ逆切れされない方法


アンケートの文面には、どのような騒音がどの程度発生しているのか、できるだけ具体的に記すのがポイント。「毎日、深夜早朝を問わず、運動会かプロレスでもやっているのかというほどの足音や落下音(ドスンやゴトン)、何かを引きずり回すようなズズズズズという生活音」というように。

このようなアンケートを実施することによって、騒音発生住戸が特定できるだけでなく、騒音源となっている住人への抑止効果も期待できる(一石二鳥効果)

もし、アンケートの結果、生活音苦悩中さん以外の住人が「特に気になるような騒音はない」と回答した場合、二つの可能性が考えられる。

ひとつは、生活音苦悩中さんの直上階の住戸が騒音源である可能性。

この場合、アンケートを実施したにも関わらず、騒音が止んでいない(抑止効果が得られなかった)と感じるようであれば、理事会を介して管理会社から直上階の住人にその旨を丁寧に伝えてもらおう。

二つ目は、生活音苦悩中さんの騒音感度に問題がある(他人の音に敏感過ぎる)可能性。

その場合は、生活音苦悩中さんが辛抱するか、引越しするしかない。

「アンケートを実施しただけで、そんなうまいこといくのか?」と思った人がいるかもしれない。

このアンケート作戦は、筆者が実際に経験した作戦である。結果的に騒音発生住戸は特定できなかったが、アンケート実施後、騒音問題がなくなったという実績があるのだ。

マン点流!裏ワザシリーズ

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おまけ

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  1. マン点様

    アドバイス有難うございます。
    管理会社にお願いし、アンケートを実施してもらったところ、何軒かのお宅から同様の音で悩んでいるという回答をもらったと報告ありました。
    しかし、残念ながら、個人情報保護を理由に、どこのお宅だかは教えてもらえず、かつ、管理会社ではその結果から騒音源を特定することは難しいとにべもなく断られてしまいました。
    結果を依頼主に教えられないアンケートに意味があったのかと、ちょっと首を傾げてしまう結果になりました・・・。
    管理会社は「アンケートは騒音を減らす効果がある」と、マン点様とにたようなことを言っていましたが、これも残念ながら、何の効果もないようで、毎日のプロレスは今も健在です。

    騒音源特定や生活音の減少には、まだまだハードル高いようです。

    1. 言うべき相手は管理会社ではなく理事会ですね。
      管理会社は住民トラブルに巻き込まれるのを恐れて単独で対処はしてくれませんし、大事にならないように理事会に操作して報告している可能性もあります。
      ただ、最終判断するのは理事会ですのでお間違えなく。

      理事会に相手にしてもらえないのであれば、立候補して理事となり内部に入り込む必要があります。

      理事会にはどの住戸から同様のクレームがあったかは報告されるはずです。
      いち住民だと個人情報保護で拒否できても、理事会には提示は必須なので、理事の立場なら情報を得ることは可能です。
      来期の理事になって、遡って提示させることも可能でしょう。
      もちろん守秘義務はあります。

      結局のところ管理会社の情報操作に対抗する手段は理事になるのが一番の近道ですのでご検討されてはいかがでしょうか。

      ただし、情報は得ることができても理事会としてできることは限られます。
      占有部の騒音は個人の感覚の問題になるためです。
      もし部屋が絞り込めたなら、理事会としてできることは、その部屋限定で周知を続けてみることでしょう。
      それすら管理会社によっては反対されるかもしれませんが、理事会で合意得ることができれば業務として命令できます。

      1. 「理事会へどうぞ」さん、コメントありがとうございます。
        「言うべき相手は管理会社ではなく理事会」であることが明確になるように修文しておきました。

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