スムログ(マンションブログ)

はるぶー

マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。多いはず!! それなのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。世の中に多い管理士系ブログとは一味違う、理事会側から見たマンションの運営を中心テーマに書いていこうと思ってます。

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お便り返し-11 騒音クレームへの苦情先としての対応【はるぶー】



私が質問相手にご指名なのですが、”賃貸”と”分譲”で対応可能な先は違いますし、そもそも”分譲”マンションの理事会をずっとやっている私も「騒音問題」は得意ではありません。

基本的には、住戸間の問題であるとしてお話あいを仲介してあげることはありませんが、絶対にどちらかに肩入れしないを最近は貫いていますね。


質問は…

差出人: 2歳児の親

メッセージ本文:
はるぶー様

騒音に関する苦情への対応方法についてご相談いたします。

現在賃貸の集合住宅に住んでおり、真下の住民から当方の騒音に関する苦情を受けております。最初の苦情は昨年11月頃で管理人を通して言われました。当方には2歳の子供がおり、6時半頃に起きて、21時前に寝ます。昼間はドタドタ走ったりするので、多少の騒音が生じていることは認識しております。ですので、最初の苦情の後、防音マット(インターネットで一般的なものを購入、厚さ1cm)を購入し、LD一面に敷き詰め、防音対策を講じました。また昼間は可能な限り外に連れ出すようにしています。
また、小さい子供のため分別もまだ備わってないので、注意してもあまり効果はありません。その後今年1月頃に再度管理人を通して苦情を受けました。その際には、2歳の子供がいること、防音マットで対策を講じたを伝えました。
そして今回郵便受けに真下の住民から直接手紙が投函されていました。手紙は丁寧な言い回しで、気を使って書いているようですが、几帳面な方と推察されます。文面によると
・バタバタと響く音
・ドスドス歩く音
・ドンドンドンと連続して下を叩くような音
・掃除機を壁にぶつけながらかける音(特に休みの日の早い時間)
と例示されていました。子供がはしゃぐので、心当たりは無きにしも非ずですが、当方が直接の原因と言い切れるかどうかわかりませんし、掃除機程度の音が下の階まで届くというのも信じられません。
直接手紙が投函されていたので、困惑しています。直接返答するのはさらにトラブルに発展するでしょうか?どう対応すればよいかご教示ください。
よろしくお願い致します。

直接お返事されることをお奨めします

お住まいなのが賃貸用の集合住宅ということで、仲裁をお願いする相手が管理組合なのか管理会社なのかで悩む必要はなくて、管理人さんを経由しての仲裁願いということになりますね。十分気を使って生活しているにも関わらず、頻繁にクレームを受けるということなのでお奨めしたいのは
① 頻繁に音のクレームを受けていて、直接投函までされて困惑していることを管理人さんにお知らせすることと
② 下の階に対しては、特に掃除機の件などについては心当たりがないので、他の家からの音と間違えているのではないかとのお返事をされることです。

黙っていても多分エスカレートしていくだけで、収まるということはないと思いますので、きちんと下の方のクレームが妥当なのか、顔を合わせて冷静にお話合いされたほうが結局は近道な気がしています。管理人さんに、会うにあたって仲立ちを頼むなどは良い方法だと思います。(単に犯人扱いされてしまうようだとあきらめるしかないですが、経験の長い方であれば、騒音問題は、過剰反応問題が多いということをご存じの可能性があります)

騒音問題に関しては、経験の浅い人ほど取り扱う際に”苦情元”に肩入れした裁定をしがちです。実は8年理事をやっている私も理事長としての最初の2年くらいは、苦情元に心情的に肩入れした対応をしていました。

でもまぁ証拠はいるよねで購入した騒音計をもって”苦情元”さんの家まで訪問してほら音がした!で測定してみても、これは”受忍限度を超えていますね”という事例をひとつも私は経験できませんでした。聞こえるか聞こえないかといったら、上下で人がすんでいて、一切人の気配を感じないとマンションなど存在しえません。”聞こえる”からでクレームされても困るわけで、”受忍限度を超える”騒音でなければならない筈です。逆に今は騒音問題のほぼ全てを、「聴覚超人さんによる過剰反応ではないかな」をまず疑って処理しています。(苦情先にはあまり過度に意識させる投函などをしないなど)

というのも、過去に2戸ほどあまりに耐えがたいで、苦情元さんが家を売って引っ越していったこじれた案件を経験しているのですが、人が入れ替わると次に入ってきた人はなにも言わない、一方で、クレーム先になる人が入れ替わっても、クレーム元の人はやはり煩いと言い続ける傾向があるからです。

どうしても、苦情元・苦情先となると、言われる人が弱い立場に扱われがちなので、きちんと管理人さんに過剰クレームだと思うということを説明すると同時に、本当にその部屋が思っているように音源が相談者さんによるものなのかを確認することも必要になります。これには、苦情元さんの協力が必須です。

騒音が気になるとき

人間は、その周囲の通常の騒音レベル(暗雑音)を超えたときに”音が聞こえた”と感じるようにできているので、何dB 以上といった騒音計の計測と、苦情元になる人の感じ方はかなり違ってきます。閑静な住宅地など周りに音源がなく、サッシの遮音レベルなども高い場合には部屋の中の暗雑音が20dB台といった怖いくらいに静かな場合があり、この場合マンションの中の音が気になることが多くなります。ひそひそ声に相当するような30dBの音でも”聞こえる”のでクレームを引き起こすことがあるのですが、では裁判でクレーム元が勝てるかどうか測ってみましょうとなると、受忍限度を超えているとするラインのはるかに下だったりします。分譲マンションであれば、設計・施工に瑕疵はないんだからあとは2人で相談して解決してくれで理事会は逃げちゃうことも可能で、まぁ最近は殆どこれです。

上の人の生活音はある程度は聞こえて当たり前なところがあるのですが、昨今は神経質な人が増えてきている気がしています。これ、苦情元さんにこれ受忍限度以下であなたの過剰反応では・・・とか私が説明しても憎まれるだけで、結果誰をも幸せにすることはないので、騒音計での判定ってのは今はやらなくなりました。昔買った騒音計は貸出は一応していますがまぁ死蔵状態です。

マンションで、とくに高層建築で多用されている隣戸との間が”乾式壁”(薄い石膏ボードだけで臨戸との戸境を作る方法です)の場合には、そこにものをぶつけた場合の音は驚くほど大きく響く場合があり、掃除機などの利用には壁にぶつけないように特別な注意が必要です。ただし、このパターンは両隣の不注意であるケースが圧倒的に多くて、私は上下という例はあまり経験がありません。

音源の錯覚例はとても多い

実は苦情元が”絶対真上の部屋で間違いがない!”というので調べてみたら『誤爆』だった例というのも結構多いもので私も何回か経験しています。真上からひどい音が聞こえるといわれて、調査してみたら、真上はずーっと不在で、ななめ上の部屋がリフォーム工事中だったりしたことがあります。

掃除機の音も、壁にぶつけるとひどく大きく聞こえるというのであれば両隣の可能性が高いと思います。まずは、間違いなく相談者さんの家からでている音が原因であるのかどうか下階の方との間で実験をしてみるしかないですよね。実際に2人+2人で上下階で実験してみるのに立ち会ってどうも違うようだ。。。で解決した例もあります。

実は”音が聞こえる”時に気になるかどうかは非常に心理的なものなので、相手を知っているかどうかで結構変わってきたりします。旧公団(今UR)の団地…壁式なので遮音は元々弱めです…では引っ越してくると、”子供も連れて”菓子折りもって下階に挨拶ってのは基本だったのですが、今はそんな風習は廃れてきているのかもしれません。

なので、管理員さんに相談した上で、いずれ下階の方と会うことになった場合には、お子さんもお連れになることをお奨めします。顔を知っているかどうかで、相手に腹がたつかどうかはまるで違ってくるからですね。この子かぁ。。。まぁ2-3年は辛抱かなと思ってもらえるかどうかですが、こじれる前に会ったほうがいいわけです。

うちの場合

うちのマンションでは、全部で500戸ほどあるうち、ヘビーな騒音問題は、川側をむいた南側の棟の低層階という全部で2-3割しかない部屋に集中的に発生します。別の棟は、かなり交通量の多い道に面しているか、高層階は近くにある高速道路などの音を集めて部屋の中の暗雑音が高めなので、マンション内で発生する音が意識されにくいせいかなと思ってます。

また、特に全戸の7%しか住戸数のない壁式の棟のクレーム発生率が圧倒的(ほぼ桁違い)に高いのですが、これはきっとかなりのワイドスパンな住戸なのに、小梁などをいれないでどかっと連続しスラブ面積をとってしまったからだろうな・・・と思っています。重量衝撃音には不利ですから。一方でコンベンショナルな小梁をいれて連続したスラブ面積を小さくする設計は見てくれは落ちますが、遮音上は有利な印象を私はもってます。

こんなことを、クレームをいっている人にいっても解決するわけではないので、いやぁ部屋の位置関係が不運でしたねぇなんていわないのですが。実は、特に理由もなく立派すぎる遮音サッシなどを奢って静かすぎるマンションをつくらないというのは、実は設計のイロハだったりもするようですね。碓井さんの本などにでてきます。

!! 重要 !!
本ブログの内容は、著者の個人的見解であり、著者の所属するマンション管理組合、勤務先、RJC48も含めその他所属する一切の団体の意見、方針を示すものではありません。

 

 

 

 


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  1. 確かに騒音問題が起こると、ついつい音を出す方が悪いと考えてしまいがちですが目から鱗でした。聴覚超人は超人である事を自覚して、集合住宅には住まない方が良いですね…

    1. 私としてはそこまで申し上げるつもりはないのですが、この例のようにその部屋に投函まで
      実施してクレームするなら(マイルドにはやっていますが) ”聞こえる”だけでなく”問題になるレベル”
      の騒音をだしているのかどうかはご本人が確認する義務があると思うわけです。
      うちのマンションは管理組合で騒音計をもっていて貸し出しも実施しています。

  2. うちは理事会はノータッチで、被害者は加害者に直接怒鳴り込むことを推奨しています。
    それでもダメなら、警察マターにすることを勧めてます。
    実際、何件か警察沙汰になって、その後はトラブルがなくなりました。

    1. ま、実際に第三者を呼んで両者の言い分を聞いた方が良かったりするんですけどね。勝手に解決してくれはいいんだけど、刃傷沙汰になって、大島てるに掲載されるのもやだし…

  3. 警察は民事不介入ですが、被害届を出されると動かざるを得ません。
    警察に相談したからと言って解決するわけではありませんが、抑止効果は抜群です。
    ドア開けたら警察官が突っ立っていた、となるとだれでも最初はビビりますから。
    それから大島てるは、新聞やテレビで報道されなければ、基本は密告制です。

  4. >「騒音問題」は得意ではありません

    そうそうこれはガバナンスの問題ではないですから
    質問者さんの質問先間違いであります


    うちは理事会はノータッチで、被害者は加害者に直接怒鳴り込むことを推奨しています。
    それでもダメなら、警察マターにすることを勧めてます。
    実際、何件か警察沙汰になって、その後はトラブルがなくなりました。


    これはまたすごい
    百人百様だな

    なんだ??
    私はロボットではありません
    おいおいやりすぎ
    わけワカメ

    もうコメントしに来ない

    わらわら(*^_^*)

    1. 凄い数のスパムコメントなので、スムログブロガーがお掃除するのが大変です。
      運営の側にお願いして、スパムブロックは強化していただきました。
      ちょっとコメントつけにくくなりますがご容赦を。

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