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マンションアナリスト。11年間で5,000枚のマンション・チラシを“読破”したマンション・チラシ研究家。一級建築士。

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マン点流!ノウハウ(誰も教えてくれなかったマンション広告の見方)

新築マンションの折り込みチラシは、どこをどう見ればいいのか?
この11年間でマンションの折り込みチラシを5千枚以上見てきたマンションチラシ研究家として、チラシの見方を紹介しよう。

【もくじ】
最初にどこを見るか
「予告広告」なのか「本広告」なのか
とにかく「物件概要」を熟読する
間取り図は良いとこ取りであることに要留意
案内図で確認すべきこと


最初にどこを見るか

まずはチラシのオモテ面を広げる。
チラシのオモテ面 そして不動産会社を確認する。
右下隅の不動産会社 三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産、野村不動産、大京といった大手不動産会社であれば、ひとまずは安心。

大手不動産の物件はたしかに高いが、不具合が発生した場合などは大手の名にかけてキチンと対応してくれる可能性が高いからだ。

特に社名がカタカナの新興デベロッパーの場合には、注意が必要。
マンションの寿命(40年程度)よりも社歴が短い、あまり聞いたこともない売主からマンションを買うのはチャレンジングといえよう。

新興デベロッパーの物件のなかから、キラリと光る掘り出しものが選べればそれに越したことはない。
でも、建築に明るくない一般の消費者が自らしっかり勉強して、あるいは専門家からつぶさに助言を受けながら物件を選ぶのはかなり大変であろう。

「予告広告」なのか「本広告」なのか

チラシには、「予告広告」か「本広告」のいずれかが表示されている。
「予告広告」は、「目立つ場所に14ポイント以上の大きさの文字で表示」することが義務づけられている。
予告広告 一般の人で、「予告広告」と「本広告」の違いを熟知している人は、多くはないであろう。くせ者なのは「予告広告」のほうだ。

「本広告」では価格や販売戸数の表示が義務づけられているが、「予告広告」では「省略することができる」ことになっている。

このルールを逆手にとって、「予告広告」でモデルルームに集客し、“即日完売”できる見通しが得られた段階で「本広告」を出しいるケースが多い(マスコミが伝えない、「即日完売」の真実 参照)。

とにかく「物件概要」を熟読する

キャッチコピーは真に受けない。大きな文字で目立つキャッチコピーは、売り主が言いたいこと。
消費者が本当に知りたいこと(売り主ができれば言いたくないこと)は、「物件概要」にゴマ粒サイズの小さな文字で書かれている。
右下に「物件概要」 「物件概要」には、「不動産の表示に関する公正競争規約」で義務付けられた、客観的な物件情報が詰まっている。
保険の約款のように、ゴマ粒大のとっても小さな文字がぎっしりと詰まっているが、ここは我慢して、しっかり目を通そう!

間取り図は良いとこ取りであることに要留意

上のチラシには二つの間取り図が掲載されている。総戸数241戸に対して、二つの間取り図。

素直に考えれば、241戸の中から選ばれた間取り図なのだから、代表的な間取り図であるに違いないと。
でも、多くの場合はそうではない。「売主だったら、241戸の中から、最も販促効果のある間取り図を選ぶに違いない」と想像すべきだ。

間取り図に係る”販促ワザ”については、最近はやりの販促ワザ(間取り)チラシの間取り図は良いとこ取りをご参照。

案内図で確認すべきこと

マンションは立地がすべてといっても過言でない。
買い物のできる店との距離、最寄りの公共施設の有無といった利便性に係わる情報や、交通騒音・鉄道騒音の有無や公園緑地の多さといった周辺環境に係わる情報など、シッカリ確認しよう。
その際、案内図に「吹き出し」が書き込まれている場合や、案内図に白地部分がある場合には要注意。迷惑施設が隠されている場合がある。

もっと詳しくお知りになりたい方は、拙著 「誰も教えてくれなかった!マンションチラシ本当の見方 [Kindle版] 」をご覧ください。

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