コミュニティ醸成機会/機械としてのマンション内バーラウンジ

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ドラクエに学ぶ

皆さん、ドラクエの「ルイーダの酒場」はご存知でしょうか。
私?ドラクエをプレイしたことがありません(ォィ)

DQsakaba

http://retrogame-newgame.tank.jp/post-2849/より


ピクシブ百科事典 ルイーダの酒場

*「ここはルイーダの店。旅人たちが仲間を求めて集まる、出会いと別れの酒場よ。」


『ドラゴンクエスト』シリーズでお馴染みの施設で、冒険に連れて行く仲間を加えたり、入れ替えたり、時には別れたりする場所。『Wizardry』の「ギルガメッシュの酒場」をモデルとしている。初出はDQ3。
その名の通り、女主人ルイーダが営んでいる。

冒険に連れてってもらえないキャラクターがくすぶっている場所としてしばしば描かれる。

…微妙な位置づけながら、会社でもそんなシーン思い当りますね。
未知なる冒険のためならいざ知らず、せっかく飲みに行くなら楽しい場所を選びたいものです。

今回は共用施設に目をやり、マンションコミュニティの醸成(お酒だけに)へのバーラウンジの寄与について考えてみます。

じょう‐せい〔ヂヤウ‐〕【醸成】

[名](スル)
原料を発酵させて酒や醤油などをつくること。醸造。「酒を醸成する」
ある状態・気運などを徐々につくり出すこと。「不穏な空気が醸成されつつある」

(デジタル大辞泉より)

大規模物件の共用施設についてはいろいろ議論がありますが、実は私、入居前はバーラウンジの価値について懐疑派でした。
利用する人が限られる割に人件費が継続的にかかる点が気になっていたためです。

入居後、実際に利用してみると、自宅とは方角・眺望も異なるので相方と気分を変えて飲んだり、マンション内の仲間と集まったりと活躍の機会も多く、マンションの価値向上にもつながっていると思い至りました。

マンション内ラウンジの最高峰として、ブリリアマーレ有明の33F最上階バーは日本最大の100席超を誇り、途中からレストランとして成り立っていますね。

住民専用のお抱えイタリアンレストラン

33階バーラウンジでは、ディナー・ランチ・パーティー・喫茶と多様な使い方のできる住民専用レストラン「Festa di Napoli」が住民のみなさまをいつでもお待ちしています。
みなさまがくつろぎ、憩いの場となれるよう、おもてなしの心とサービスで運営させて頂きますので、お気軽にお越し頂けましたら幸いです。

また、湾岸エリアでは株式会社アスクがラウンジの運営を多く受託しているようで、たまに求人がみられます。

江東区マンション内バーラウンジスタッフ株式会社アスク

高級マンション内のバーラウンジで働いてみませんか?
勤務地は江東区(豊洲エリア)の高級マンション内バーラウンジです。高層マンション内のバーラウンジで活躍してくれる「バーテンダー」を 募集しています。週2日~5日(勤務できる方募集しています。
お客様は、主にマンションの居住者の方で、アットホームな雰囲気も漂う働きやすい職場です。
同僚と夜景を仲間に、バーテンダーとして活躍しませんか?

1.バーテンダーの仕事内容:
勤務日数:週2~。
※定休日月曜日
勤務時間:18:00〜23:30
仕事内容:ドリンクの調理・接客:レジ打ち・レジ締め・清掃など
時給:1,400円(3ヶ月間は1,300円)

マンション内バーラウンジ運営の実際

ウチのマンションに戻ると、お酒を供する施設だけに運営になかなか難しい点があり、これまで規約(細則)の変更をともなう調整により最近は安定しています。
住民中心で利用する以上、縛りにならない範囲でうまく利用できるためのルールが大事だとわかります。
  1. 夜遅い時間の子供対応
    最初は時間制限がなかったのですが、お子さんはどうしても大きな声を出したりしますので(酔った大人も?!)、雰囲気を保つ意図もあり夜遅い時間は大人専用となりました。
    軽食も出るので夜遅い共働きのご家族で利用している方もいたので、このへんのバランスは難しいところですね。
  2. 施錠
    パーティー業者?などにより住民以外の方が大量に出入りする事例がみられたため、ラウンジも住戸のキーがないと入れないようになりました。
  3. 大人数利用の制限
    上記に関連し、大人数で騒いだり占有するケースがあり、事前に許可のないグループ利用の場合の上限を定め、それ以上は有料のサロンスペースやパーティールームの利用を推奨することに。
  4. 運営会社の変更
    運営会社を変更のうえマンション内コンビニと共通化し、継続的なコスト低減がはかられています。
規約で縛ることはできても、実際のオペレーションがよくないと意味がありませんが、現在のマスターはこの点に長けており、バーの雰囲気がよりよくなってきたと感じています(結局、個人の能力?)。
また、理事会側からも利用機会を増やす期待があるようで、七夕やクリスマスコンサートなど理事会企画のイベントに加え、バー独自の企画もあり活性化に取り組んでいます。

今回の企画はその一環で、ワイン会としては2回目。マスターから人を集める要請があり、私も幹事役の方に協力して20代から50代まで20人ほどの多彩なワイン好きが集まりました。親子でのご参加があったのはマンション内ならではかと思いますが、そのお子さんが入居時は小学生だったと聞いてトシを感じます。

明るいうちに乾杯、赤だけでテーブルの量(笑)。

明るいうちに乾杯!、赤だけでもこの量(笑)。


仕掛けとして、さらに交流が広がればと、今回はマンション内のこれまでお誘いしたことのない方に加え、同じエリア内の別タワーの方にもお声掛けしてみました。
近隣タワーは、BBQコーナーを備えるところは多いのですが、バーラウンジはないようで、同じワイン&タワー好きとして楽しんでいただけたようです。
さらに、次はそちらのBBQコーナーで、という話が私も含め盛り上がっていました。マンション内だけにとどまらず、マンション間のコミュニティが発展しつつあるようです。

さて、ワイン会はまだ明るい18時に開店と同時の乾杯でスタートし、途中気軽な出入りがありつつ閉店の23時まで宴は続きました。
何時まで飲んでも、エレベーターにのるだけで安心して家まで帰れるのは、実は大事なマンション内バーラウンジのメリットです(笑)。

ABOUTこの記事をかいた人

港区湾岸タワーマンションに在住の計算機技術者(でありたい)。 23区では同エリアしか居住経験がなく、いまも湾岸エリアで評判のMRは見に行っています。 自分の新築リノベーション経験を振り返りつつ、主に湾岸を中心に常に変化し続ける街の情報などを追うことで、次のリノベーションへのヒントを得ようという目論みです。

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