確認審査機関っていったい…

>個人情報保護法＞建築基準法ということなのでしょうか？

まぁ、まずはそういう事だと思いますよ。
「個人情報保護法って融通が利かないよなぁ」という御意見ならば同意。

確認検査機関の業務には色々あるけれど・・・
スレ主さんが問題視してる部分に限定すれば、検査機関の業務は
確認済証を出すまでの審査と、工事が始まってからの中間検査と竣工検査。
そして、それぞれにまつわる済証の発行、ぐらいです。
済証は検査に合格しなければ出ないし、逆に言えば検査を無事終えれば
彼らのシゴトはそこで終わり。
（ちなみに、上記検査業務には当然の事ながら「お代」がかかる）
彼らも商売でやってる訳ですから、自分達の手を離れた後で
オーナーが勝手にやった事に対してまで、追っかけてって指導するだけのコストは
割けないでしょうし、そういう権限も与えられていないと思います。
彼らが建物の適法性を見張るのは、文字通り「検査」の段階において、ですから。
まぁ、そこも民間企業としてサービスの展開の仕方次第では
色々とやれる事もあるのでしょうが、少なくとも検査機関ならそこまでやらなきゃ
ならない筈だという理屈もないんじゃないでしょうかね。

スレ主さんが言う「違反」がどういう種類のものなのかにもよるけれど
集団規定に違反している、といった類の話なら役所にでも駆け込めば宜しいかと・・・。

02さんご意見ありがとうございました。


その後、更に審査機関に問い合わせたところ、

『指定確認検査機関は、法第77条の25の規定により守秘義務が課せられており、
業務に関して知り得た内容を第3者に開示することができないことになっています。
（建築基準法では、計画概要書が閲覧対象となっており、特定行政庁にて閲覧
できることになっています。）
また、指定確認検査機関の業務は、確認検査に関する内容であり、完了検査を
行い検査済証を交付することで業務は終了します。
なお、完了検査後の当該建築物については、法第8条により建物の所有者等には、
建物の維持保全に係る努力義務が課せられています。
仮に当該建築物が違反建築物等であった場合の対応は、特定行政庁が行なうこと
になっております。』

と、02さんがおっしゃったように、検査済証交付で業務は終わり、後は知らない
、特定行政庁にすべて任す、ということでした。
では特定行政庁が違反建築物に気付かなければその建物は一生違反しているまま
存在してるってことですよね。それに気付いた正義感いっぱいの一個人の私（笑）
は、彼ら（審査機関）が何もしてくれないから、コストや時間を割いてでも
特定行政庁に相談する…。

この構造は、何だかやっぱり納得いかないです。

>>03
では、どうあるべきだと思うのですか？
スレタイから判断するに、やはり確認検査機関がするべきだときこえるのですが
私はそれこそ理に適わないと思います。

指定確認検査機関とは、従来は行政が行なってきた建築確認関連業務の一部を
民間開放する事によって発達したものだと私は解釈しています。
前にも書きましたが、その業務範囲を拡げようと言うならばコストに関するアイデアも必要。
（あなたが代わりにやればいい、などという理屈もまた有り得ないと思いますが）

そもそもは「遵法の精神」をもとに発想なさっている事でしょうから
個人として義憤（？）にかられ、見返りなき行動する事に「納得」も何もないのでは
ないかと私などは思ってしまいます。
意地悪な言い方になりますが「何で自分が？」と面白くない感情を抱くくらいなら
何もしない方がマシだという意味です。
もっと言えば、本件もまたあなたが「たまたま」気付いたから問題にされているだけであって
「○○が気付かなければ違反も放置される」というご意見も徹底されているとは思えません。

悲しいかな、建築基準法も、それを運用していく行政も指定期間も「ザル」なのですよ。
昔からずっと言われている事です。
私に言わせれば、違反はやはり原因者のモラルに一元的な問題があると思います。
第三者が問題にするなら、まずはそこでしょう。検査機関に押し付けてしまうのは筋違いかと。

02さん、ご意見どうもありがとうございました。

そうですね、おっしゃるとおりかもしれません。
性格上許せないので（笑）、まぁ、自分で出来る事をやってみようと思います。

ところで02さんはお詳しいですね。参考にになりました。建築関係の方ですか？
設計士さん？施工関係の方？デベ・販売関係の方？ＥＲＩの方？

>>05
私は建築関係の仕事をしていますが、ご質問に関してはあくまで
個人的に「建築主」として経験した事に基づいてお答えしています。
私が検査機関を擁護するメリットは皆無ですし
検査機関の業務範囲が明確に決められている以上、その解釈は
仕事でどのような立場においても一定であるべきでしょう。
違反建築を問題にされる方ならば、建設事業における「業務区分」
というものに対してもご理解があるべきだと思うのですが。如何かと。